内容説明
展示会やホテル、イベント会場、オフィスなどに「香り」を利用する企業が増えています。今や精油は、ブランディングやマーケティングにも活用されているのです。本書は、ブレンドの基本から空間演出の実例まで、アロマ調香による空間演出のすべてを詳細に解説します!
目次
はじめに アロマ調香を楽しみましょう
第1章 アロマ調香の基本
第2章 香りのデザイン
第3章 アロマ空間演出
第4章 アロマ空間演出の現場から
第5章 香りを表現する
おわりに これからのアロマの可能性に向かって
付録 精油のプロフィール
著者等紹介
齋藤智子[サイトウトモコ]
アロマ調香デザイナー。一般社団法人プラスアロマ協会代表理事。TOMOKO SAITO aromatique主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
:>Luna
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わりと大きな規模の空間演出を目的としたアロマ調香に特化した本。業務用ディフューザーやサーキュレーターを使用しての演出のための空気循環まで書いてくれると尚良いんだけどな。読み応えとしては1章の調香の基本や、2章の香りのデザインがメインかな。香りを言葉にする、は取り入れてみたいと思った。2024/05/14
かきょん
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大ホールの空間調香までする著者の経験がすごい。嗅覚は一瞬で気分を上げさせてくれる唯一の感覚。同じメーカー同じラベンダーだとしても、採れる年によって香りが変わるから、一期一会的なものがあるのかも。個人によって好みも違う。その時の気分でも違う。感覚を大事にしていきたい。 専門的な話もあるけど、今までにないアロマの本。2023/03/05
ザラシ
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香りの世界も試行錯誤が大事。香りのプロたるには「香りの再現」ができることが絶対条件だそう。香りを言葉や色などで表現できると、香りの幅が広がるらしい。香りのマーケティングなるものがあるらしく、びっくりした。香りは脇役であり、空間を邪魔してはいけないと心得るべし。仕事のフローから、各香りの情報まで載っていて、これだけで香りのプロを目指せそう。2022/12/27
Tomoe Shimoya Sato
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香りも表現の一つなんだなぁと伝わってくる内容でした。アロマ調香デザインの仕事は、毎日の訓練の賜物で、香りという感覚的なものを言葉にし、想像を膨らませ、人に伝えるスキルが必要なんだとわかりました。それが出来ることで、場のニーズを捉え、心地よい空間を演出できるのだと感じました。2020/04/26