出ユーラシアの人類史文明創出のメカニズム<br> 神の生成―サピエンスの生存技法

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出ユーラシアの人類史文明創出のメカニズム
神の生成―サピエンスの生存技法

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  • サイズ A5判/ページ数 448p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784814006632
  • NDC分類 162
  • Cコード C1339

出版社内容情報

人は源環境の限界を超えて未知の領域を想像し異なる自然環境へと広がることができた。そこに必要だったのが、志向性・自己意識・俯瞰的環境理解である。そしてこの三つを統合し世界を秩序づける技法こそが「宗教現象」だった。「見える神」から「見えない神」へ、「聖性」とは何か?といった大胆な視点から、<歴史の実験場>としての、新大陸、オセアニア、そして日本を舞台に、「神/カミ」や精霊の誕生と宗教・信仰の人類史的展開の謎に迫る。


【目次】

巻頭地図 
用語解説

序 章 「生き残りのための技法としての「神」--「宗教」観念の始源と展開 [後藤 明・入來篤史]
1 超越的視点による世界観の獲得
2 形態的および機能的な前適応
3 志向的な世界認識による世界観の形成
4 因果希求性と神の生成による文明の発展

BOX 1 「神」の御座す異界の構造││この世とあの世、多神教と一神教

第1部 宗教現象の相対化

第1章 内在的唯物論者が神々と礼拝儀礼について語るとはいかなることか [近藤和敬]
1 問題設定
2 本稿のたつ哲学的前提について
3 本稿の哲学的前提の哲学的系譜について
4 人間の自然と超越について
5 感覚の「空白」
6  人間の社会体とそのメカニズム
7 一と多のパラドックス
8 神々の発生と社会体
9 事象性である神
10  神々について学問的に論じることをゆるす神=神々すなわち事象(もの)それ自体について

第2章 身体科学からの神認知 [田中彰吾]
1 身体科学とは
2 ヒトの身体の特異性
3 環境から世界へ
4 身体性と自己意識①
5 身体性と自己意識②
6 自己意識に潜む他者
7 自己と他者の共同性
8 「神」をめぐる人間の認知

COLUMN 1 神話 [後藤 明]

第3章 社会生成の条件としての不確実性--イヌイトの生業システムから「神」の必要性を相対化する [大村敬一]
1 はじめに
2 カナダ・イヌイトの生業システム
3 社会生成の装置
4 「神」の必要性を相対化する

第2部 日本

第1章 「神」的なものの物質化と身体表現││旧石器時代から弥生時代まで [松本直子・中園 聡]
1 人を作ることのはじまり
2 人を作ることの変化
3 動物表現と世界観
4 生存(経済・抗争)と「神」の発明
5 身体感覚と身体表現
6 物質的証拠から「神」が見えるか
7 おわりに

COLUMN 2 見える神から見えない神へ││狩猟論理と王権論理 [石井 匠]

第2章 日本列島における神・霊魂観と人為的景観の形成 [笹生 衛]
1 日本列島という好条件
2 日本列島における神・霊魂観形成の枠組
3 神と祖の景観変遷モデル
4 古代氏族の解体と神・霊魂・世界観の変化

COLUMN 3 龍や神獣と神性の表徴 [上野祥史]

第3部 オセアニア

第1章 オロ神の歴史人類学--タヒチと西洋の絡み合いが創出した秘め神 [山口 徹]
1 モノに読み解くダブル・ビジョン
2 未完の腰帯、マロ・ウラ
3 マラエは聖性の貯蔵庫
4 秘め神オロの創出
5 オロ神・ポマレ王家

内容説明

「宗教現象」とはそもそも何か?それはなぜ生まれ今に至ったのか?移動拡散と「文明」形成の鍵になった〈志向性・自己意識・俯瞰的環境理解力〉に注目し、それを統合する技法としての「神」の創造のメカニズムに迫る。

目次

「生き残りのための技法としての「神」―「宗教」観念の始源と展開
第1部 宗教現象の相対化
第2部 日本
第3部 オセアニア
第4部 アメリカ
「カミ」と社会

著者等紹介

入來篤史[イリキアツシ]
帝京大学 先端総合研究機構特任教授。1957年生まれ。東京医科歯科大学大学院博士課程修了。歯学博士・博士(医学)。専門は認知神経生物学、主に霊長類の脳高次機能を研究

後藤明[ゴトウアキラ]
喜界島サンゴ礁科学研究所特別研究員、総合地球環境学研究所共同研究員。1954年生まれ。東京大学修了(考古学)、ハワイ大学にて博士号(人類学)取得。専門は海洋人類学および天文人類学。モバイル・プラネタリウムを使った人類学的天体投影アンソロポリウムを日本各地で展開中

松本直子[マツモトナオコ]
岡山大学文明動態学研究所教授。九州大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。岡山大学文学部専任講師、同大学院社会文化科学研究科教授を経て、2021年に設置された岡山大学文明動態学研究所の初代所長を務めた。縄文時代を主たる対象として、認知考古学、ジェンダー考古学の理論的・実践的研究に取り組む。新学術領域研究「出ユーラシアの統合的人類史学」(2019‐2023)、学術変革領域研究(A)「マテリアマインド」(2024‐2028)の領域代表として分野統合的研究を推進する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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