出版社内容情報
【目次】
内容説明
戦後間もなくの西田哲学研究は、西田の直弟子たちを中心に、宗教哲学に定位したものが主流であったが、没後50年の1995年頃から領域的にも西田自身が取り組んだ科学哲学や芸術哲学、政治哲学や歴史哲学などへと広がりを見せてきた。本書はそのような成果を踏まえつつ、「越境する知」という枠組みのもと、新たな視座を設定し、新資料をも活用することで、現代社会や伝統をめぐる種々の主題を照らし出し、西田哲学の今日的意義と射程を考える。3本のコラムも掲載。
目次
第一部 越境する知としての西田哲学(精神病理学と哲学のあいだ―西田幾多郎と木村敏;西田哲学の視座でエンドオブライフケアを考える―終末期ケアのパラダイム転換を辿りながら;AI西田幾多郎について;西田の場所論とAI、メディア;居合道における「永遠の今の自己限定」;自覚は瞬間的なのか―身体技術の稽古に取材する;惨劇の遺族を取材する意味―西田哲学を通して考える)
第二部 マルチダイナミクスとしての西田哲学(実践の原理としての行為的直観;歴史的生命とは何か;物来って何を照らすか?―西田哲学と「物」の現在;西田幾多郎の意味理論;西田幾多郎と左右田喜一郎―「極限概念」を軸にして;悪とニヒリズムと宗教的なもの―西田幾多郎と西谷啓治のドストエフスキー解釈;東アジア哲学における二つの形而上学―西田幾多郎の「実在」と熊十力の「本体」について;西田幾多郎新資料研究の現在)
著者等紹介
廖欽彬[リョウキンヒン]
中国・中山大学哲学系教授。専門は日本哲学、東アジア哲学
秋富克哉[アキトミカツヤ]
京都工芸繊維大学教授。専門は西洋近現代哲学と京都学派の哲学
福家崇洋[フケタカヒロ]
京都大学人文科学研究所准教授。専門は日本近現代史(社会運動史、思想史、史学史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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