出版社内容情報
インドネシア東部、海上生活を営むサマ人らの移動に密着。漁場の名、岩の名、岬の名……それらの言葉をひとつひとつ収集し、ナヴィゲーションに関わる言葉の体系を編み上げた。「漂海民」の環境認識に言葉から迫る画期的な試み。彼らが視ている風景とは?
内容説明
海をめぐる「辞典」を編み上げる…「漂海民」の環境認識に、言葉から迫る画期的試み。彼らが見ている風景とは?
目次
序章 海を生きる人びとの世界
第1章 多島海を生きるサマ人の生活世界
第2章 バンガイ諸島サマ人の漁撈活動
第3章 海の民俗分類と空間的配置―手釣り漁師の空間認識
第4章 魚類・漁場・目標物の民俗分類
第5章 海を「視る」技術
著者等紹介
中野真備[ナカノマキビ]
人間文化研究機構・東洋大学アジア文化研究所特別研究助手。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科修了、博士(地域研究)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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