内容説明
長期政権・派閥政治・宗教組織との癒着、世襲による権力の独占は政治に何をもたらしたか。17世紀中葉のピューリタン革命による動乱期に政府広報誌を舞台に論陣を張った異色のジャーナリストの論説集。
目次
以下に続く論考への序論
共和国の正しい国制
人民の統治体制に向けられたすべての反対論に答える
すべての正しい権力の起源は人民に存する
統治の失策および統治術の準則
一七六七年版への序文
著者等紹介
大澤麦[オオサワムギ]
東京都立大学法学部、同大学院法学政治学研究科教授。西洋政治思想史専攻。1963年生まれ。1987年慶應義塾大学法学部政治学科卒業。2018年~2019年オックスフォード大学歴史学部客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
2
英国・17世紀の動乱期 ピュ―リタン革命・イギリス革命・大反乱・三王国の戦争 共和主義とピューリタニズムの共働 ピューリタンー世俗的&教会的 以下に続く論考への序論 共和国の正しい国制 人民の統治体制に向けられたすべての反対論に答える すべての正しい権力の起源は人民に存する 統治の失策および統治術の準則 一七六七年版への序文 マーチャモント・ニーダムと「自由な国家の卓越性」: 共和国の理論的基礎 革命期ジャーナリズムの発展 メルクリウス・ポリティクス 17世紀古典的共和主義 護国卿体制 王制復古2024/12/09
Go Extreme
1
自由な国家の卓越性』:17世紀イングランド 王制批判と共和制擁護 自由:国家の根幹 人民統治(自由な国家)の優位性主張 権力分立:権力集中による腐敗 暴政への警戒 立法 執行の分離と抑制 宗教と国家:教会国家体制(聖職者の政治介入)批判 信仰の自由 歴史からの教訓:古代 イングランド史参照 共和制興亡等の普遍的教訓 人民の警戒心:指導者の権力濫用への警戒と自由監視の重要性 主要論点:ピューリタン革命解釈 ランプ議会 ローマ共和制 国家理性批判 結論:歴史に基づく自由 権力分立 人民主権の強調 後世への影響2025/04/17
-
- 和書
- レストラン「ドイツ亭」