出版社内容情報
惑星表面に存在する多種多様な地形,火山,氷河,土.地球と共通する特徴をもつものもあるが,地球とはまったく異なる姿を見せることもあるこれらを説明する普遍的な原理はなにか.地質現象に着目することによって,千姿万態の惑星や衛星を串刺しにする.地球にとらわれない広い視野で学ぶことで地質現象の奥深さを知る惑星地質学の名著.
内容説明
惑星表面に存在する千姿万態な地形、火山、氷河、土―。地球と共通する特徴をもつものもあれば、ときに地球とまったく異なる姿を見せることもあるこれらを説明する普遍的な原理はなにか。地球にとらわれない広い視野で地質現象の奥深さを学ぶ惑星地質学の名著、待望の邦訳。
目次
第1章 グランドツアー
第2章 惑星と衛星の形状
第3章 強度と重力
第4章 テクトニクス
第5章 火山活動
第6章 インパクト・クレータリング
第7章 レゴリス・風化・表面組織
第8章 斜面とマスムーブメント
第9章 風
第10章 水
第11章 氷
著者等紹介
メロシュ,H・ジェイ[メロシュ,Hジェイ] [Melosh,H.Jay]
はじめ理論物理学を専攻し地球物理学に移った、衝突クレータに関する世界的な権威。また、惑星や衛星のテクトニクス、地震、地すべりの研究でも重要な貢献をした。ニュージャージー州で1947年に生まれ2020年にマサチューセッツ州で亡くなるまでに、カリフォルニア工科大学・ニューヨーク州立大学・アリゾナ大学・パーデュー大学で教鞭をとった。国際隕石学会のバリンジャー・メダル(1999年)、アメリカ地質学会のギルバート賞(2001年)、アメリカ地球物理学連合のヘス・メダル(2008年)などを受賞した
山路敦[ヤマジアツシ]
京都大学名誉教授。専門は構造地質学。1988年に東北大学で理学博士の学位取得。東北大学教養部と同理学部の助手を経て1994年から京都大学助教授、2010年に教授となり、2024年に定年退職。新生代の日本列島のテクトニクスの研究および地質学的過去の地殻応力の研究を通じて、野外地質調査と理論的な研究との橋渡しを進めてきた
成瀬元[ナルセハジメ]
京都大学教授。専門は堆積地質学。2003年に京都大学で博士(理学)の学位を取得。京都大学助手および助教を経て2007年に千葉大学准教授となり、2011年より京都大学理学研究科准教授。2024年より同教授となる。特に、深海底の重力流や津波による堆積物の侵食・運搬・堆積作用および北海道東部のテクトニクスに関する研究を行ってきた。野外地質調査に加えて水槽実験や数値計算などの手法を活用し、地形発達および地層形成のダイナミクスを理解することを目指している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 岡崎清一郎句集