内容説明
「学際」という言葉が使われて半世紀。しかし真の意味でのその方法論の検討は―無い。異分野を繋ぐ「協働の辞書」を作るための忌憚ない応酬。対象と方法を精密に共有する、いわば「異分野が協働する辞書」はどうすれば作れるのか?
目次
1 探求―データ収集・記述表現・分析単位(序;破;急)
2 展望―“協働の方法”を問う(「分かる」とは何か―人間中心の「社会性」理解を乗り越える;「協働の辞書」を創る―相互行為素を定義するということ;「こころ」を記述しない理由―擬人主義再考;場の変動を記述する―“データの提示”の本質とは何か;生業移行を問い直す―“起原と進化”へ迫る視点;あらためて相互行為からのアプローチの意味―課題の戦略的設定に関わって)
著者等紹介
河合香吏[カワイカオリ]
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授。1961年生まれ。京都大学大学院理学研究科博士後期課程修了。博士(理学)
竹ノ下祐二[タケノシタユウジ]
中部学院大学看護リハビリテーション学部教授。1970年生まれ。京都大学大学院理学研究科博士後期課程修了。博士(理学)
大村敬一[オオムラケイイチ]
放送大学教授。1966年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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