アフリカから農を問い直す―自然社会の農学を求めて

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アフリカから農を問い直す―自然社会の農学を求めて

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  • サイズ B5判/ページ数 466p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784814004638
  • NDC分類 612.4
  • Cコード C3061

出版社内容情報

私たちが暮らす現代産業社会の源流は,古代の食料生産革命から生まれた「アグラリアン社会」(農業社会)にある。すなわち高い農業生産性を誇るが,その生産法は大量の水と肥料を必要とし,しかも環境変動に対して極めて脆弱な単作(モノカルチャー)が卓越する。この「アグラリアン社会」に由来するシステムと思考が,豊かな森林を破壊し地球規模の環境危機を引き起こしている。ではどうすればよいのか。食料生産革命を経験しない「自然社会」として多様で豊かな農と食を育んできたアフリカに学ぶことで,精神のモノカルチャーと化した現代社会の行き詰まりを解決する術を探る。

内容説明

私たちが暮らす現代産業社会の源流は、古代の食料生産革命から生まれた「アグラリアン社会」(農業社会)にある。すなわち高い農業生産性を誇るが、その生産法は大量の水と肥料を必要とし、しかも環境変動に対して極めて脆弱な単作(モノカルチャー)が卓越する。この「アグラリアン社会」に由来するシステムと思考が、豊かな森林を破壊し地球規模の環境危機を引き起こしている。ではどうすればよいのか。食料生産革命を経験しない「自然社会」として多様で豊かな農と食を育んできたアフリカに学ぶことで、精神のモノカルチャーと化した現代社会の行き詰まりを解決する術を探る。

目次

第1部 アフリカ農業から何を学ぶか(序論:アグラリアン・バイアスを超えて;アフリカ農業の環境史観―遊動する農業とその起源;アフリカ農業・農村開発の失敗学)
第2部 アフリカ農業・農村の特性把握(流動性と開放性―コンゴ盆地熱帯雨林の移動性とエキステンシブネス;生業の複合性と多様性―熱帯アフリカの多生業;農法や作物の非画一性―農耕の多様性がもたらすサブシステンスの安定;分与の経済と食の安定―生きる場におけるなりわいとしての農;富の蓄積と再生産―東アフリカ農牧社会における財と家族)
第3部 近代農学とアフリカの農(イデオロギーとしての近代農学の形成;国家農学と小農の対応)
第4部 自然社会の農学(農業イノベーションのアフリカ的特質;自然社会の農学へ向けて;アフリカから農を問い直す)

著者等紹介

杉村和彦[スギムラカズヒコ]
福井県立大学学術教養センター・教授。京都大学大学院農学研究科博士後期課程単位取得退学、博士(農学)

鶴田格[ツルタタダス]
近畿大学農学部・教授。京都大学大学院農学研究科博士後期課程単位取得退学、博士(農学)

末原達郎[スエハラタツロウ]
京都大学・名誉教授、龍谷大学・名誉教授。京都大学大学院農学研究科博士後期課程単位取得退学、農学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。