出版社内容情報
今こそ学問は、課題がある現場に身を置き、考え行動することが求められている。学問が社会に向きあう在り方を10人の先人から学ぶ。
内容説明
我々には、課題がある現場に身を置き、そこから考え行動することが求められているのだ。社会に向きあう在り方を10人のフィールド=ワーカーから学べ。
目次
はじめに―現場と社会のつなぎ方
1章 字義通りのフィールド=ワーカー 中村哲
2章 微笑み越しの覚悟と戦略 波平恵美子
3章 調査する側とされる側、観念的同一化と共感 本多勝一
4章 「決して往生できない魂魄」を知の合わせ鏡として刻む 石牟礼道子
5章 うちなる壁の向こうへ‐知米派知識人の「脱米入亜」 鶴見良行
6章 遠くから眺め、近寄って凝視し、比較して考える 中根千枝
7章 「二番煎じは、くそくらえ、だ」 梅棹忠夫
8章 21世紀に届く文明論的・生命論的応答 川喜田二郎
9章 ニヤッと笑って「いかがわしい奴っちゃのお」 宮本常一
10章 想外の挑戦‐戦地の民族政策と民族研究所設立運動 岡正雄
自前の思想の「向こう側」へ―おわりに
著者等紹介
清水展[シミズヒロム]
1951年、横須賀市生まれ。東京大学助手、九州大学助教授・教授、京都大学教授を経て、関西大学特任教授。第11回日本文化人類学会賞(2016)や第107回日本学士院賞(2017)を受賞
飯嶋秀治[イイジマシュウジ]
1969年、埼玉県本庄市生まれ。九州大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Hiroki Nishizumi
Kan T.