出版社内容情報
アメリカにおける学習障害を克服するための様々な試みがもつ長所短所を検討し、わが国の学習障害教育に役立つ視座を提供する。
内容説明
LD(学習障害)指導で悩む現場教師の戦いに応える。学校教育で重篤なつまずきを見せる子どもたちの学習支援はどうあるべきか。アメリカにおいて蓄積されてきた豊富な知見や、新しく導入されたRTI(学習障害支援体制)の是非を通して問いかける。
目次
学校教育における学習障害児支援を考える
第1部 アメリカにおける学習障害児教育の成立と問い直し(アメリカにおける学習障害児教育の成立;ミネソタ大学における学習障害児研究とその展開―1970年代後半以降の取り組みの成果と課題;学校内での支援提供枠組みの模索―アイオワ州ハートランド地域教育局の校内問題解決アプローチ)
第2部 Response to Interventionの導入と変容(2000年代初頭の学習障害児教育をめぐる議論と新たな方針の提案;RTI実践における既存の読み書き介入指導の活用;中等教育段階の生徒を対象としたRTI)
著者等紹介
羽山裕子[ハヤマユウコ]
滋賀大学教育学部講師。1986年生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)。国士舘大学文学部講師を経て2017年4月より現職。専門分野は教育方法学、特別支援教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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