出版社内容情報
隠喩、換喩、矛盾語法などの修辞表現をテーマに、認知言語学からこの問題に迫り、言語現象を認知能力の発現とみた最新の成果を提供。
内容説明
「酒に飲まれる」(陰喩)、「漱石を読む」(換喩)、「公然の秘密」(矛盾語法)等の修辞表現のメカニズムを言語学的に分析、人間の思考の癖、ひいては人間性とは何かを考察する。言語現象を認知能力の発現とみた最新の成果。
目次
第1章 日常的に行われる修辞表現の理解
第2章 分析の前提とする概念
第3章 修辞表現の理解に影響を与える要因
第4章 メタファーの理解
第5章 メトニミーの理解
第6章 修辞表現の理解に関わる諸要因の相互作用
第7章 結語と展望
著者等紹介
伊藤薫[イトウカオル]
1988年愛知県生まれ。九州大学言語文化研究院助教。京都大学博士(人間・環境学)。京都大学非常勤講師、奈良先端科学技術大学院大学博士研究員などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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