出版社内容情報
定期性と読者対象の明確さで、特別の資料的意味を持つ雑誌。その記事から、時代と社会を理解する情報を引き出すテクニックを学ぶ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鍵窪錠太郎
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本題の「雑誌から見る社会」がそのまま本のテーマで、マレー語のイスラム雑誌を取り上げて雑誌から社会を見る方法を述べていた一冊。具体的には雑誌を「編集された知」として見て、インターネットなどの「編集されていない知」と分けて「編集された知」から社会をどう見るかを検討している。その地域の社会性や時代性を知る手掛かりとしての雑誌を読み解く道具を最後に軽く述べていたが、語学とその地域の文脈って、まぁそれが有れば理解出来るわな…と思ったけれど、やはりそれらは大事だよなぁとも改めて思った。2017/05/12