出版社内容情報
みだれとべ! 臆測!
さえわたれ! 臆測!
ヨシタケシンスケはその日、
何を見て、何を思ったのか。その記録。
「臆測でものを言うな」。大人の世界では、よく言われる言葉です。まったくその通りだと思います。しかし、そんなことがよく言われる必要があるくらい、世の中は臆測で満たされているのかもしれません。かくいう私も、日々、臆測ばかりしています。――――本書「はじめに」より
児童文学総合誌「飛ぶ教室」での人気連載「日々臆測」が単行本化! 絵と文で綴られた 臆測の記録 90話と小さいお話たちを一冊にまとめました。臆測派の方々も、そうじゃない方々も、ぜひ。
内容説明
ヨシタケシンスケはその日、何を見て、何を思ったのか。その記録。
著者等紹介
ヨシタケシンスケ[ヨシタケシンスケ]
1973年神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。日常のさりげないひとコマを独特の角度で切り取ったスケッチ集や、児童書の挿絵、装画、イラストエッセイなど、多岐にわたり作品を発表。『りんごかもしれない』で第6回MOE絵本屋さん大賞第1位、第61回産経児童出版文化賞美術賞、『もうぬげない』で2017年ボローニャ・ラガッツィ賞特別賞、『このあとどうしちゃおう』で第51回新風賞を受けるなど数々の賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
COSMOS本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
329
ヨシタケシンスケは、新作をコンスタントに読んでいる絵本作家です。児童文学総合誌「飛ぶ教室」での人気連載「日々臆測」の単行本化ということですが、完全大人向け、少し諄い気がします。 https://www.mitsumura-tosho.co.jp/shohin/tobunohon/book_th009.html2022/12/03
馨
260
ずっと読みたかった本です。思っていた以上に毎日は憶測するシチュエーションに溢れていて、私達は気づかぬうちに相手の状況や表情から色んな妄想をしながら考えていることを実感しました。大人になってもぬいぐるみを抱えて歩けば争いごとは起こらないかも、という話、私たまにお気に入りのぬいぐるみ抱えて歩くことあります(笑)。2024/01/02
けんとまん1007
210
そうそう、誰だって日々憶測の積み重ねだよね。ふと、思った。憶測と夢の関係は、どんなだろう・・・?と。憶測の先に夢があるのかな~。まあ、それはそれとして、こんなこころの持ちようでありたい。あ~したい、こ~したい。あ~なればいいなあ~、こ~なればいいなあ~。そんな部分、自分の中に結構あると思う。背中を押された気分だ。2023/03/18
kinkin
176
憶測・・・「明確な根拠もなく自分の想像で勝手に推測すること」と冒頭に定義されていた。ほのぼのとしたタッチで様々なシーンが描かれている。憶測ということについて考えてみたのは、今なんでもAIによる思考があり推測ということは多分得意な分野だと思うけれど憶測に対してはどうだろう。AIは勝手に想像することはできるのだろうか?MOSI もしできたとして、AIはクスクスとひとり笑いをするのだろうか? こうなるとAIも今後はお笑いの分野にも進出して、やがて芸人自体いらなくなったり・・・・・図書館本2023/02/03
いつでも母さん
170
『みだれとべ!臆測!さえわたれ!臆測!』凄いでしょう?この帯。もうね、感服する次第ですよ。ヨシタケシンスケさん、本当に凄い方です(←そんなこと前から分かってるけれど)思考が柔らかいんだなぁ。いつも感じるのだけれど、頭の中を覗いてみたい。今回特に気に入ったのは『見分け方』『健康のため』『手紙』『わかってほしい』『育つ順番』そして『私の神様』いや、どれも参っちゃうのだけど。2022/12/25