出版社内容情報
“結婚”がしっくりこない長年付き合った20代後半の男女/不倫中の26歳女性と女子高生/ベランダの仕切り板越しに乾杯する隣人…。友達か、恋人か、夫婦か、それとも――
この関係に名前は必要?
内容説明
8組の二人らしく生きる“名前のない関係”に心救われるショートストーリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
クローバー
2
手っ取り早く「エモい」気持ちを味わいたいときに向く本。名前のない関係でも気づいたら助け合えているのって素敵だ。2025/05/04
よあけ
1
どの作品もリアルで今日本のどこかで起きていそうな出来事たち。苦くて甘くて柔らかい、そんな誰かの時間が描かれている。 登場人物たちのどこかに自分を重ねて、胸がぎゅっとつかまれる。 今はまだ名前はないけどすぐ近くに未来があるふたり。 名前をつけたくないのに、自分たちはそれでいいのに、まわりに名前をつけることを求められてしまうふたり。 ときめきも切なさも詰まっています。 忘れたくないあの日・あの時間を取り出すことができる短編集。これは私の人生のなかで特別な一冊です。2025/04/07
snowflake
0
「好きな飲み物の思い出が、悲しくなったら嫌じゃん?」2025/07/18