出版社内容情報
妹の死から幸せを遠ざけ、後悔しない選択にこだわってきた透。しかし思わずこぼれた自分らしくない一言で、そんな人生が一変する。「一目惚れ、しました」告白の相手・咲葵との日々は、幸せに満ちていた。妹への罪悪感を抱えつつ、咲葵のおかげで変わっていく透だったが…。「――もしも、この世界にタイムリミットがあるって言ったら、どうする?」真実を知るとき、究極の選択を前に透が出す答えとは…? 後悔を抱える2人の、儚くも美しい、ひと夏の恋――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちみる
31
過去の後悔や恋愛が交錯する心に響く恋愛ファンタジー小説。 主要人物の羽柴透(はしばとおる)とピアノ奏者の日向咲葵(ひなたさき)の視点から描かれ、彼らの気持ちや葛藤がリアルに伝わってきた。 ある出来事が二人の運命を大きく変え、ラストには希望が残る印象的な結末が… その瞬間の選択が人生に与える影響を考えさせられる一方、大切な人への感謝の気持ちを再確認させてくれる作品。 表紙の女の子が泣いているが、その理由に気づいたとき、心が締めつけられるような切なさが込み上げた😢 青春を感じたい方や学生さんに特にいいかも。2024/09/15
色素薄い系
2
同作者の他の作品はあまり刺さらなかったんだけどこれは良かったと思います。後悔した選択をやり直せるとしてもその先に待つのが必ずしも良い結果の未来とは限らない。結局透が都合よく(悪く?)咲葵の事だけ忘れてしまった理由だけが不明。夢の終わりが事故に遭う前まで戻ったのになぜ…まぁでも欠片でも残っていたからあの場所で再会出来たのかなと思うと夢の世界の出来事も無駄ではなかったという事よね。2024/12/17
Nori
0
以前、文庫で読んだ作品の単行本版。2025/04/11
朱雀
0
完全にジャケ買いです、だって萩森じあさんは手にとっちゃう。 最初の出会い方いいなぁって思ってたらラスト近くでひっくり返されて、そういうことですか!となりました。 ラノベは小説と小説の間の小休憩的に読むが、なかなか良き作品でした。 2024/12/01
Mkt
0
文庫の方でも読んでましたが、好きなので単行本版も。何度読んでも感動できるのでおすすめです。2024/09/20
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- 和書
- 結晶粒界