出版社内容情報
幸せなヒロインにはなれなくても、
いつか、たったひとりの
“特別”になれるだろうか――。
自分と正反対の可愛い彼女がいる男に片想いする明。彼氏の浮気に気づいても、“一番”の座を手放せない沙夜。大好きな彼とセックスができなくなってしまったひより。この苦しい恋の先にある、自分らしい幸せとは――全ての女子に贈る、共感必至の恋愛短編集。
内容説明
自分と正反対の可愛い彼女がいる男に片想いする明。彼氏の浮気に気づいても、“一番”の座を手放せない沙夜。大好きな彼とセックスができなくなってしまったひより。この苦しい恋の先にある、自分らしい幸せとは―全ての女子に贈る、共感必至の恋愛短編集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sayuri
41
「私はヒロインになれない」「ただそれだけのこと」「愛とセックスはイコールだと思ってた」「君との未来のために」「サレカノ」「沼恋の先に」6話収録の恋愛短編集。自分とは正反対のキラキラ女子を彼女に持つ男に片思いする女性、レスに悩む男女、『一番』になりたい女子など、20代女性の恋愛事情が赤裸々に描かれる。誰かモデルがいるの?と思えるリアルさ。自分の気持ちを押し付けて玉砕したり、自己嫌悪に陥ったり。20代~30代の女性が読めば共感を覚えると思う。この年代ならではの必死さが愛おしくも懐かしい。恋愛迷子達の処方箋。 2024/05/02
ひなた💙@中1
7
切なすぎて号泣 このシリーズ大好き2025/04/09
Erika
2
爽やかな青春ものが多いスターツ出版文庫。その中でも本書は珍しくビターな内容の短篇集。出てくる登場人物も学生よりかは社会人だったりする。登場人物達はそれぞれ浮気、セックスレス、すれ違い等に悩み、何が正解か分からないまま、迷いながら行動していく。それによって大切な人を失った人もいれば、大切な事に気づける人もいる。人生は選択の連続なんだなとしみじみ感じた。本書に出てくる「年齢や経験を重ねるにつれて〝一緒にいたい人〟の基準は変わっていく。些細なことで一喜一憂するような恋愛じゃなくていい」という言葉に共感した。2024/10/06