内容説明
2023年夏、六花は初恋の人・優吾の通夜に向かっていた。高校時代のバスケ部員とそのマネージャーだったふたり。最後のインターハイは優吾のコロナウイルス感染で出場辞退となり、これを原因に心を閉ざした彼は、その後誰とも連絡を取らず自ら命を絶ったという。優吾を諦めきれない六花は、通夜に向かう途中に体育館を訪れ「もう一度優吾くんに会いたい」と願ってシュートを決めると、気を失ってしまう。目覚めるとなんとコロナ前―2019年の春・高校の入学式までタイムスリップしていた…。二度目の高校生活をすごす中で優吾の自殺を止めようとする六花。ところが彼の死には予想を裏切る理由が隠されていて…?ラストに明かされる過去の秘密に大号泣!
著者等紹介
小春りん[コハルリン]
静岡県出身。デザイナーとして働くかたわら、2013年に作家デビュー。『はちみつ色の太陽』(スターツ出版刊)で第10回日本ケータイ小説大賞、大賞・TSUTAYA賞・ブックパス賞をトリプル受賞。現在も小説サイト「野いちご」等で執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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