内容説明
高３の綾は、難病にかかっていて残り少ない命であると発覚。綾は生きる目標を失いつつも、過去の出来事が原因で大好きだったバスケをやめ、いいかげんな毎日を過ごす彼氏の光太のことが心配だった。自分のためではなく、光太の「明日」のために生きることに希望を見出した綾は…？お互いを想うふたりの気持ちに誰もが共感する、感動の恋愛小説！！
著者等紹介
夏木エル［ナツキエル］
札幌出身。２００８年、『告白―ｓｙｎｃｈｒｏｎｉｚｅｄ ｌｏｖｅ―』で第３回日本ケータイ小説大賞の優秀賞を受賞し、書籍化。その他、『生まれ変わってもキミが好き』など著作多数。２０１８年、『君への最後の恋文はこの雨が上がるのを待っている』で第２回野いちご大賞優秀賞を受賞、書籍化された。（すべてスターツ出版刊）現在は「野いちご」にて執筆活動中（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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チロ子
25
図書館本。ケータイ小説の王道と感じでした。そういうのが読みたい気分の時にはオススメです。とても読みやすく、面白かったです( *´︶`*)2020/07/21
しお
10
難病にかかって余命が少ない主人公が大切な人のために生きようともがく物語。死が身近に迫ってきて、初めて「明日」の価値に気づける。明日を2人で迎えるために、毎日を精一杯生きろ。2019/01/22
ソラ
3
難病にかかり残り少ない命の主人公・綾が限られた時間で大切な人の｢明日｣のために生きるお話。 エルさんの繊細な言葉の表現で心の変化から成長までお互いを想い合う気持ちがとてもよく伝わりました。 最後の2人の追加目標は当たり前でいて、しかしその当たり前があるのは大切な人が隣に居るから、同じ思いを返してくれるから、それを感じた時心が震えました。 大切な人を想う気持ちに触れた時胸がぎゅっとなる1冊。2019/01/11
まろん
1
うーん、とても素敵な話だけど、キャラに全く感情移入できない。綾は聖人みたいで嘘臭いし、光太はあまりにも酷い。浮気しまくりで、どの口が綾を好きと言うのか、呆れてものも言えない。2022/09/07
せぶこ
1
『だから落ち込んでも、引きずってるヒマがないんだよ。朝がきたら新しい目標を立ててクリアしなきゃいけないんだもん。余裕があるんじゃなくて、私はただ忙しいだけなの』『がっかりした？』と笑うセンパイに、俺は改めて恋に落ちた。 私が伝えたかったことは、君と過ごした最後の半年がすべてです。それらはすべて君の中にいま、根づいたことと思います。 ねぇ光太。本当に、これは本当に残念なことだけど。残念で、悲しくて、悔しいことだけど。君の明日に、私はいない。でも明日の君に、私を残すよ。2020/07/09
