内容説明
高2で剣道部の歩は、あまり恋愛に興味がなく、同じ剣道部でクラスメイトの深月と、幼なじみで部長の優一郎と楽しく過ごせればいいと思っていた。そんな中、友達のラブレターを代理で届けることを頼まれるように。歩が届けると恋が叶うという噂まで生まれてしまい、動揺する歩だが、代理を断れないのは、過去のつらい出来事による罪の意識が深く関係していた。みんなのまっすぐな想いに触れながら、深月や優一郎との関係も変わっていく。歩は目をそむけていた感情と向き合わなければならないと気づかされていき、立ち向かわなければならない時がくるけど…?ラスト、切実な想いの果ての光に、温かい涙が流れる。
著者等紹介
夏木エル[ナツキエル]
札幌出身。2008年、『告白―synchronized love―』で第3回日本ケータイ小説大賞の優秀賞を受賞し、書籍化。現在は「野いちご」にて執筆活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Peter Rabbit@ポプちゃん大好きです
26
《あらすじ・感想》剣道部に所属する高校二年生の歩は同じ剣道部の深月と部長の優一郎と仲良くやれればいいと考えている女の子だった。しかしある日同級生からラブレターの代理渡し係を依頼される。そこで成立した二人の噂を聞き、毎日のようにラブレターを届けに行くことになる歩だが…。「あなたの手紙が、無事に届きますように」__。とても面白くてすごく心が動かされる作品だった。でも少し展開が見えてくる感じもあったが読書始めるにはちょうどいいくらい🤭途中はキュンキュンが止まらない作品だった💭2023/07/16
しお
9
再読本。「時よ、止まれ」とどんなに願っても、時計の針は回り続ける。変わり続ける。良い方にも、悪い方にも。どうせ変わってしまうなら、進まなければいけないのなら、光を目指してみようかな。そう思える1冊。2019/01/01
ピノ
4
何となく手に取った本。序盤なかなか面白いじゃないかと思って読み進めていたが中盤から主人公ガールが突如としてバカ女に豹変。まさかと思って出版社を確認したらやはりスターツだった。もう読まないと決めていたのに。。まあ前回までのバカ女シリーズに比べれば今回はまだマシなバカ女だった気がしないでもないが。最後も雑を極めたまとめ方で逆に清々しい。2018/07/08