内容説明
平凡な毎日を送る高校生の渉は、密かに想いを寄せていたクラスの人気者・吉川花が余命半年だと知る。驚き、ショックを受けながらも、最後に自分の想いを伝えようとした矢先、話しかける間もなく、彼女は死んでしまった。しかし後日、なぜか渉のもとに彼女から日記と手紙が届き…。日記を辿って彼女のことを知って欲しいようで、まずは手紙の指示通り花のお墓にいくと、花そっくり、でも性格は正反対な謎の少女が現れた―。彼女の正体、そして花の意外な本当の姿、日記を遺した真意とは?ヒロインが死んだ後の恋愛ミステリー。
著者等紹介
菊川あすか[キクカワアスカ]
2017年、『君が涙を忘れる日まで。』(スターツ出版文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
栗山いなり
8
死んでしまったクラスの人気者の秘密に迫っていく物語。言っちゃ悪いがスターツ出版で社会問題に触れる事になるとは思わなかったし一種の「百合」を見られるとは思わなかった。全体的に悪くない作品だった2025/06/26
真夏日和
3
はるか昔に高校生をしていた身ながら、不覚にも泣いてしまった。 友情ものに大概弱いので、ワタシから見た作品としてだけど、主人公たちの関係性が恋愛というより友情に近くて余計に心を揺さぶってきた。 かつて読んだ友情もので号泣した作品とか全然関係ないのに思い出したりした。 そういう、なにか心の奥にあるものを引き出すような作品だとワタシは感じた。 2025/06/03