出版社内容情報
幽霊が見える女子高生・叶生。ある夜、いきなり遭遇した幽霊・ユウに声をかけられる。彼は生前の記憶がないらしく、叶生は記憶を取り戻す手伝いをすることに。ユウはいつも心優しく、最初は彼を警戒していた叶生も、少しずつ惹かれていき…。決して結ばれないことはわかっているのに、気づくと恋をしていた。しかし、ある日を境にユウは突然叶生の前から姿を消してしまう。ユウには叶生ともう会えない“ある理由”があった。ユウの正体はまさかの人物で――。衝撃のラスト、温かい奇跡にきっと涙する。
内容説明
幽霊が見える女子高生・叶生。ある夜、いきなり遭遇した幽霊・ユウに声をかけられる。彼は生前の記憶がないらしく、叶生は記憶を取り戻す手伝いをすることに。ユウはいつも心優しく、最初は彼を警戒していた叶生も、少しずつ惹かれていき…。決して結ばれないことはわかっているのに、気づくと恋をしていた。しかし、ある日を境にユウは突然叶生の前から姿を消してしまう。ユウには叶生ともう会えない“ある理由”があった。ユウの正体はまさかの人物で―。衝撃のラスト、温かい奇跡にきっと涙する。
著者等紹介
夏越リイユ[ナゴシリイユ]
青春恋愛小説を中心に執筆中。その鮮やかな情景描写、共感度の高いキャラクター、そして泣けるストーリー展開が読者から人気を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
COSMOS本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オセロ
32
雨が降っている時だけ幽霊が見える楠本叶生が児童公園で記憶を無くした顔の見えない幽霊のユウに出会う恋物語。ユウのなくした記憶を取り戻す協力を約束した叶生。普段から周りの顔色を伺う叶生だけれどユウにはその必要がなくて。ユウの記憶を取り戻していく中で、叶生と幼馴染の悠生の過去を絡めながら明らかになるユウの正体は意外なものでしたが、迎えた結末はなかなか良いものでした。2024/03/05
栗山いなり
9
幽霊が見える少女の不思議な恋を描いた物語。何というか…真相は少し意外だったかもしれん。この手の作品って意外と差別化難しそうだなって思った2024/02/12
木立花音
4
ウェブ連載時から、ウェブで第一位の評価をしていた作品が、こちらでした。 雨の日だけ幽霊が見える主人公の叶生が、ある日出会った生前の記憶がない幽霊、ユウの真実を探っていく物語です。 幽霊である彼に恋をしてしまった彼女の苦悩が、雨の日しか会えないもどかしさが、丁寧な筆致で描かれています。 幽霊は記憶をなくしていくのが普通なのに、ユウは逆に思い出していく。これが彼の正体を示すヒントなのですが、対比として見せているのが、上手いなと思わされました。2025/01/04
色素薄い系
4
面白かったです。幽霊の正体はまぁ察するけどならどういう状況でそうなっているのか?が分からず明かされた時は少し不思議ストーリーでもあったんだなと思う。読んでから表紙を見るとちゃんと納得するのはこのレーベルにしては珍しかった気もする。終わりのその先が少し見てみたかった気持ちもあるけどこれはこれで良かったと思う。2024/09/08