内容説明
午後9時すぎ、塾からの帰り道。優等生を演じている高1の雨月は、橋の上で夜空を見上げ、「死にたい」と呟いていた。不注意で落ちそうになったところを助けてくれたのは、毎朝電車で見かける他校の男子・冬夜。「自分をかわいそうにしているのは、自分自身だ」厳しくも優しい彼の言葉は、雨月の心を強烈に揺さぶった。ふたりは夜にだけ会う約束を交わし、惹かれあっていくが、ある日突然冬夜が目の前から消えてしまう。そこには、壮絶な理由が隠されていて―。すべてが覆るラストに、心震える純愛物語。
著者等紹介
ユニモン[ユニモン]
広島県出身。第7回魔法のiらんど大賞“大賞”受賞作『リキ―もう一度、君の声を聴かせて―』(KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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