内容説明
一見悩みもなく、毎日を楽しんでいるように見える遙。けれど実は、恋も、友情も、親との関係も、なにもかもうまくいかない。息苦しくもがいていたとき、不思議な男の子・天音に出会う。なぜか声が出ない天音と、放課後たわいない話をすることがいつしか遙の救いになっていた。遙は天音を思ってある行動を起こすけれど、彼を深く傷つけてしまい…。嫌われてもかまわない、君に笑っていてほしい。ふたりが見つけた光に勇気がもらえる!文庫オリジナルストーリーも収録!
著者等紹介
汐見夏衛[シオミナツエ]
鹿児島県出身。2016年『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』でデビュー。2017年野いちご大賞を受賞した『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』がシリーズ累計33万部を超える大ヒットに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てつのすけ
25
人は思い込みで他人を判断してしまう。そのことで、思い悩み、一喜一憂してしまう。ポジティブなことばかりであればいいが、なぜかネガティブな発想になりがちだ。本作は、最後には明るい未来が待っている予感がする。続編はないのだろうか?と期待する。2023/12/28
海 フリーレンです。^^。 はずき♡なずな♡みいみ♡ひな♡みかん♡いちご♡シナモン♡ピカ♡涼宮@いろな@ゆいな@ゆきは@双子2人とペア画中ー!@みずき@水城(みずき)@莉穂(りほ)@条野 匠(じょうの たくみ)
10
笑っていたい2025/01/31
彩
9
周りから見ると完璧で毎日幸せに満ちてそうな遥。でも、ほんとは恋愛も友情も家系も何も上手くいっていなかった。そんな時に理由があって喋れない男の子天音に出会う。このお話を読んで、やっぱり人の本音は周りからみてわかるような簡単なものではないと思いました。その人が何を思っているか、本当の心を全て理解することはできない。だからこそ、その人が言いやすいような環境を用意するのが周りの役目かなとも思いました。周りからしたら何ともないことでも、本人の心には凄く傷が残ることもあるんだと再び気づかされました。2023/06/22
ネズミ
4
★★★★☆2022/05/20
ゆお
2
前作の遠子とは、全くタイプが違う人生勝ち組なタイプの遥の話。でも遥は友達の前ではいい子ぶって、誰にも弱音を吐くのも、心配されるのも嫌だという。その気持ち凄くよく分かる。内心の腹黒い気持ちがバレそうで怖いから。こういう心理描写上手く書いてるなと思いました。2023/10/24