内容説明
一見悩みもなく、毎日を楽しんでいるように見える遙。けれど実は、恋も、友情も、親との関係も、なにもかもうまくいかない。息苦しくもがいていたとき、不思議な男の子・天音に出会う。なぜか声が出ない天音と、放課後たわいない話をすることがいつしか遙の救いになっていた。遙は天音を思ってある行動を起こすけれど、彼を深く傷つけてしまい…。嫌われてもかまわない、君に笑っていてほしい。ふたりが見つけた光に勇気がもらえる!文庫オリジナルストーリーも収録!
著者等紹介
汐見夏衛[シオミナツエ]
鹿児島県出身。2016年『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』でデビュー。2017年野いちご大賞を受賞した『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』がシリーズ累計33万部を超える大ヒットに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 評価
COSMOS本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さてさて
129
『言葉にされない思いは、外からはまったく見えないものなんだ』。人と人との繋がりの中で大切なことに気づいていく主人公の遥。前作と密接な繋がりをもつこの作品には前作で失恋を経験した遥のその先に続く日々が描かれていました。遠子視点の前作から遥視点に切り替わっただけでこんなにも見えるものが違うのかと驚くこの作品。香奈や菜々美の視点でもこの物語を違う角度で見てみたくもなるこの作品。人が少しずつ再生していく過程を、繊細な筆致で描き出していく汐見さんの描く”青春物語”の魅力を改めて感じさせてくれた素晴らしい作品でした。2025/11/20
てつのすけ
27
人は思い込みで他人を判断してしまう。そのことで、思い悩み、一喜一憂してしまう。ポジティブなことばかりであればいいが、なぜかネガティブな発想になりがちだ。本作は、最後には明るい未来が待っている予感がする。続編はないのだろうか?と期待する。2023/12/28
海 フリーレンです。^^。双子2人とペア画中ー!@復活したよー!
11
笑っていたい2025/01/31
彩
11
周りから見ると完璧で毎日幸せに満ちてそうな遥。でも、ほんとは恋愛も友情も家系も何も上手くいっていなかった。そんな時に理由があって喋れない男の子天音に出会う。このお話を読んで、やっぱり人の本音は周りからみてわかるような簡単なものではないと思いました。その人が何を思っているか、本当の心を全て理解することはできない。だからこそ、その人が言いやすいような環境を用意するのが周りの役目かなとも思いました。周りからしたら何ともないことでも、本人の心には凄く傷が残ることもあるんだと再び気づかされました。2023/06/22
しん∞SHI−N
7
【言葉にならない傷を抱え、希望の光を手繰り寄せる】毎日を順風満帆に過ごしている様で、息苦しさを感じていた遥は、声の出ない天音と他愛もない放課後を過ごす中で、希望の光を見つける物語。思春期は、けして楽しい事ばかりではない。暗く冷たい凍てつく冬の夜の中を藻掻くような苦しみがある。でも、いつか必ず、優しく暖かな春の日差しが降り注ぐ筈だと。まだ見ぬ春を信じて、懸命に生きていく。虹色に見えていた未来は靄がかかり、本当にやりたい事さえも分からなくなる。そんな中で自分の光を見つけた。君の隣で笑う為に出来る事を探すのだ。2026/04/14




