内容説明
高校で副生徒会長を務める江里乃は、正義感が強く自分の意見があり、皆の憧れの存在。そんな完璧に見える彼女だが、実は恋が苦手だ。告白され付き合ってもなぜか必ずフラれてしまうのだ。そんなある日、江里乃は情熱的なラブソングが綴られたノートを拾う。恥ずかしい歌詞にシラけつつも、こんなに純粋に誰かを好きになれるノートの中の彼を少し羨ましく感じた。思わずノートに「私も本当の恋がしたい」と変な感想を書いてしまう。ウソみたいな自分の本音に驚く江里乃。その日から、ノートの彼と“本当の恋”を知るための交換日記が始まって―。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みーちゃん
76
確かに、言葉の前後に自分の気持ちを付け足すだけで、その言葉の印象は随分変わってくるだろうなと思いました。 二ノ宮は、江里乃の本当の気持ちや弱さを分かってくれているので、きっと長続きしてくれるんじゃないかなと思いました( ˶'-'˶) 今回の話も終始キュンキュンさせてくれました! 次巻も是非読みたいです。2022/07/10
菅原孝標女@ナイスありがとうございます
56
前作に引き続き読んでみたけど、ライト文芸って感じの内容でしたね。嫌いじゃないけど。ぐるぐる思い悩む女子高生が焦れったくもどかしい。予想通りとはいえ良いラストでした。2022/02/21
dr2006
46
副生徒会長を務める主人公江里乃は、聡明だがハッキリした物言いで正論を突き通すことがあり、恋愛や友人関係が上手くいかない。ある日偶然、僻地の下足箱に残された無記名のノートを発見した江里乃が、返事を書いて返したことで、ノートを介したやり取りが始まる。ノートの中では互いに匿名なので江里乃は別の自分を演じ、一方で徐々に本心を打ち明けていった。他人を傷つけたくなくて自分の恋心を抑えるというのは「ウソ」で、本当は自分が傷つきたくなくて恋愛に臆病だと気づく。スマホ無しアナログレトロなやり取り、甘酸っぱさ全開のアオハル♥2024/02/29
茉莉花
45
高校で副生徒会長を務める江里乃は、正義感が強く自分の意見があり、皆の憧れの存在。そんな完璧に見える彼女だが、実は恋が苦手だ。告白され付き合ってもなぜか必ずフラれてしまうのだ。そんなある日、江里乃は情熱的なラブソングが綴られたノートを拾う。恥ずかしい歌詞にシラけつつも、こんなに純粋に誰かを好きになれるノートの中の彼を少し羨ましく感じた。思わずノートに「私も本当の恋がしたい」と変な感想を書いてしまう。ウソみたいな自分の本音に驚く江里乃。その日から、ノートの彼と“本当の恋”を知るための交換日記が始まって――。2021/05/13
ツン
30
二ノ宮先輩も希美も優子も、江里乃が言葉に表せていない部分をわかってくれているというのがとてもいいなと思ったし、伝え方の大切さということを考えさせられました。2021/02/01