内容説明
高2の女の子・青葉は、ある日バイト帰りに交通事故に遭ってしまう。目覚めると幽体離脱しており、キュウと名乗る死神らしき少年が青葉を迎えに来ていた。本来であれば死ぬ運命にあった青葉だが、運命の不具合により生死の審査結果が神から下るまで、キュウと過ごすことに。魂の未練を晴らし、成仏をさせるキュウの仕事に付き添ううちに、青葉は母や幼馴染・恭弥に対して抱いていた想いに気づいていく。そして、キュウも知らなかった驚きの真相を青葉が突き止め…。予想外のラストに感涙必至。沖田円が描く、心揺さぶる命の物語。
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- 評価
COSMOS本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
菅原孝標女@ナイスありがとうございます
31
沖田さんの読むのは4作目かな。積読本に手をつけたら、たまたま直前に読んだ作品と設定がど被りしていた。死にかけて、未練解消のための案内人に出会って、生き方を考える話。終わり方はこの作品が好きだな。生き方に正解は無いしそう簡単に答えなんて出せてたまるか、探しながら生きていくんだっていう感じで。あと普通に青葉と恭弥の恋愛もの(アフターストーリー的な)読みたいな。2025/05/26
彩灯尋
14
死神と成仏できない魂の未練を解消していく話。子どもが死んだ親の反応とか見えちゃうととてもしんどいな。この世界から消えたくなった時、自分の周りの人のこともちょっとだけ考えられるようになる本だと思う。面白かった。2023/10/28
Ma-Na
1
生きる。生かされている。死を選ぶ。寿命を迎える。自分はどれかな?今の人生って、正しいのかな? 今一度「生と死」を考えられる1冊ではないかと思います。読み終えて、作者の思惑通りになっています。2020/12/18
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