内容説明
高校でイジメられていたゆりは、耐えきれずにマンションから飛び降りた…はずだった。でも、目覚めたら別人(美樹)の姿で、49日前にタイムスリップしていて…。美樹が通う学校の屋上で、太陽のように笑うイケメンの隼人と出逢い、救われる。明るく友達の多い美樹として生きるうちに、ゆりは人生をやり直したい…と思うように。隼人への「好き」という想いも増していくが、刻々と49日のタイムリミットは近づいてきて…。惹かれあうふたりの胸キュンなラストに号泣!
著者等紹介
晴虹[ハルナ]
2012年9月、文庫『空に叫ぶ愛』で作家デビュー。現在はケータイ小説サイト「野いちご」にて執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
*ふうか*
6
Webにて読了。49日でこんなにも変わるのは凄い。周りの人って大切だね。自分も誰かのヒカリになれるようになりたい。2020/05/18
星月 姫薇
1
限られた時間の中で、変わっていくゆりがすごいと思いました。 そんなゆりを変える隼人も... 同じ思いをしている人に、ぜひ読んで欲しい。そして、少しでも先にある、明るい未来を諦めないで欲しいと思いました。2020/05/09
HASE, Moto
0
10月20日、いじめを苦に飛び降り自殺を図った、ゆり。ところが目を覚ますと9月1日の朝だった。しかも、違う女の子の体の中にいた。 ゆりは新しい学校生活を通じて恋と友情を知り、生きる希望を見出すが、タイムリミットが刻々と迫ってくる。 この奇跡の行方はどうなるのかとハラハラしながら、野いちご小説らしい等身大の心情描写のみずみずしさにハッとさせられる。 ラスト、「その日々」が消えてしまったことへの切なさと、それでも前に進んでいく彼らの力強さが印象的。すがすがしい読後感だった。2020/04/26