内容説明
高1の結子の趣味は、絵を描くこと。しかし幼い頃、大切な絵を破かれたことから、親にも友達にも心を閉ざすようになってしまった。そんな時、高校入学と同時に、絵を破った張本人・将真と再会する。彼に拒否反応を示し、気持ちが乱されてどうしようもないのに、何故か無下にはできない結子。そんな中、徐々に絵を破かれた“あの日”に隠された真実が明らかになっていく―。将真の本当の想いとは一体…。優しさに満ち溢れたラストはじんわり心あたたまる。麻沢奏書き下ろし最新作!
著者等紹介
麻沢奏[アサザワカナ]
2011年、イアム名義で『放課後図書室』にて第5回日本ケータイ小説大賞特別賞を受賞し書籍化(スターツ出版刊)。麻沢奏名義で『あの日の花火を君ともう一度』などが書籍化されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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旱
17
最後に全ての謎を解く事ができた。面白かった2020/02/13
ツン
12
将ちゃん、昔も今もかっこいい。2020/11/29
sakadonohito
7
記憶に蓋をして目をそらしていた過去の嫌な思い出に向き合い克服する物語。しかしまぁ、子供の頃にそんなことがあったらトラウマになってもしょうがないよね。と思った。過剰なまでの拒絶反応に最初はやりすぎでは?となったが、読み終わって振り返ればまぁ悪くなかったかなと感じました。2024/01/25
飲も飲も
4
子供の頃に描いた絵を破った将ちゃんと高校で再会。将ちゃんは今も昔も優しい人だな。2021/11/21
えあり
3
あの日の出来事は私の心の奥底に眠っていた。彼と再会するまでは… 二人で作った大事な絵本を破った君。 どうして? 私にとって王子様で、味方だと思っていたのに… 徐々に蘇る辛く悲しい記憶。 あの日に隠された真実とは? 最後はふんわり心温まる物語。 将ちゃんも好きだけど、個人的には戸崎くんが好き笑 微笑み笑 家族のシーンが泣ける… 小説を投稿してもらって、それを朗読するというラジオもいいですね。2019/10/28
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