内容説明
君への想いを素直に伝えられたら、どんなに救われるだろう―。真面目でおとなしい果歩は、高2になると、無表情で掴みどころのない早瀬と図書委員になる。実はふたりは同じ中学で“付き合って”いた関係。しかし、それは噂だけで、本当は言葉すら交わしたことのない間柄だったが、果歩は密かに早瀬に想いを寄せていて…。ふたりきりの放課後の図書室、そこは静けさの中、切ない恋心が溢れだす場所。恋することの喜びと苦しさに、感涙必至の物語。
著者等紹介
麻沢奏[アサザワカナ]
2011年、イアム名義で『放課後図書室』で第5回日本ケータイ小説大賞特別賞を受賞し書籍化(スターツ出版刊)。現在は小説サイト「エブリスタ」で執筆活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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散文の詞
117
元々、ケータイ小説だそうで、全然知りませんでしたが、結構話題になたみたいです。 こういう話は、苦手な方なのですが、いわゆる少女マンガっぽい展開だからか、案外楽しく読めました。 微かにあった甘酸っぱい青春時代のことが思い出されるような爽やかさがありました。 ただ、映像化をしようとしたとき、本文中の「絵」がどう表現されるんだろうと思うと、小説としては、面白いけど、映像化は難しいかな。 2020/06/17
へくとぱすかる
97
ミステリでない学園ドラマを珍しく読む。予想外に速く読めたのに驚いた。果歩目線の「1」は、なにげない言葉やちょっとした行動など、あらゆることが、さざ波のように心に反芻されていくので、彼女の想いが漂う空間に囲まれていくような感覚。「2」で果たしてどこまでふたりの想いの糸をそろえていくのかが最大の関心となった。ラストはよかった。図書室や当番のディテールがもっと盛り込んであったら、より青春を感じられたかも。早瀬くんのいとこの陽平が、なかなかいい役回り。でも早瀬くん、未読のミステリの犯人を教えるのはルール違反だよ!2022/01/26
寂しがり屋の狼さん
82
図書室というタイトルにひかれて読んだらキュンキュンしちゃった💓(笑)番外編から図書室2では早瀨と果歩、それぞれの想いが描かれてて…三年越しの片想い(*/∀\*)学生に戻りたい💓図書室に行きたい(≧∇≦)でも勉強は嫌だな(笑)(*^.^*)2019/12/26
佳蓮★道央民
52
★★★★★久しぶりにこんなにドキドキする話読んだ!私も図書局部だったけど、こんな良い恋愛なんて一つも起きなかったよ(T_T)こんなかっこいい人まずおらんしな(笑)私は、この早瀬くんタイプめっちゃ好みです(笑)意地悪で、優しくて、オオカミ少年で、頼りがいがあって。私、こういうタイプ好きなんだけど、少女漫画や、小説しかいないもんなぁ。こんな読書家イケメンいないよぉ。。番外編は読んでないけど、めっちゃ面白くて、キュンキュンさせられました♡久しぶりにドキドキ感味わえたぞぉ(*^^*)本好きな人にオススメです!2020/01/06
hundredpink
51
アオハル1000%2019/11/16