内容説明
友達の遙から「私のカラダを探して」と頼まれた明日香達6人は、強制的に夜の学校に集められ、遙のバラバラにされたカラダを探すことに。しかし、学校の怪談で噂の“赤い人”に残酷に殺されてしまう。カラダをすべて見つけないと、11月9日は繰り返され、殺され続ける。極限の精神状態で「カラダ探し」を続ける6人の運命は?累計20万部突破の人気シリーズが新装版になって登場!!
著者等紹介
ウェルザード[ウェルザード]
1979年11月2日、福井県在住。ホラー小説を得意とし、2013年8月『カラダ探し上下』で作家デビュー。また、エブリスタ小説大賞2015‐2016におけるエンターブレインミステリー&ホラー賞にて、『私と変態の怪奇な日常』が大賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Norykid
15
真夜中の学校。閉じ込められた数名の男女。彼らはバラバラ死体の欠片を探さなければならない。全て探し出さない限り、永久にアイツからは逃げられない…。神出鬼没に迫り来る"赤い人"。血塗れの少女。捕まると五体をバラバラに引き裂かれて殺される。でも殺されても翌朝になると生きている。そしてまた夜になれば、あの学校に辿りついてしまうのだ。無間地獄。永久にリフレインする悪夢。2016/02/19
KDS
5
最近本作の映画公開に併せて出演者たちがテレビで告知をしているのを観て興味がわく。漫画が原作みたいな事を言ってた気がするが、その漫画もコミカライズで大元の原作小説がこれ。スターツ出版文庫という聞きなれないレーベル。ここから出ている本は第一作目となる本作上下巻のみ。更なる元版はケータイ小説文庫版で、こちらは第四作まで発売されているが、このケータイ小説文庫版は右開きの横書き文章になっておりやや読みづらそう…なので通常の本と同じ左開きの縦書き文章になってるこっちの版を購入。感想を書くスペースがないので下巻にて…。2022/10/23
KUWAGATA
5
一応続きが気になってどんどん読み進ませるだけのものはあるけれど、とにかく圧倒的に臨場感が足りない。何度も繰り返される昨日の中でひたすら理不尽に殺されながら、一部を除いてどうしてキャラがここまで淡々としていられるのか。これはもう、発狂ものの恐怖であろうと思うのだが。2017/07/22
今ちゃん
3
読んでいくごとに、恐怖がどんどん積み重なって怖いけれども先が気になって読む進める手が止まりませんでした2024/09/07
夜桜キハ
3
読み終えた! すっごい怖いです。赤い人に追いかけられる恐怖が読んでいるこっちにも伝わってきました。 ただ、何回も死んでループするため、その場の恐怖が凄くてもキャラが死んでしまう恐怖はありませんでした。 最後は怖いと言うより感動の涙です。 最後はループから抜け出せるのか。お楽しみ下さい。