内容説明
神社や古墳は、ただ思いつきで場所が決められていたのではなかった!そこには、現代科学に勝るとも劣らない幾何学図形による法則があった。3カ所の神社を直線で結ぶと、必ずそこに30度、45度、60度の角度を含む三角形が現れる。はたして、その意味とは何か。まさにそれは「聖三角形」と呼ぶに相応しい聖域を表しているのである。古代の祀事の謎を解明すべく、著者の考察は、『古事記』『日本書紀』の新たな解読にまでおよぶ。
目次
第1部 神社配置法を尋ねて(つれづれなるままに;岩のスーパーパワー;すべては三角形に始まる;三角形のスーパーパワー ほか)
第2部 神社配置法の展開(神社配置の研究小史;明治神宮に古代の神社配置法が?;前方後円墳をハダカにする;大和平野は「ス」の巣 ほか)
著者等紹介
三橋一夫[ミハシカズオ]
昭和3年、大阪生まれ。3歳のとき、父の転勤で東京へ。滝野川第七尋常小学校で、澁澤龍彦、三木多聞と同窓。東京府立第二〇中学校(現・大泉高校)第一回入学生。中島飛行機三鷹工場に勤労動員、東京高等師範学校(現・筑波大学、元教育大学の前身)文化第二部(国語国文科)入学。昭和23年同校卒業。小学校教員を経て人形劇団プーク文芸部員に。昭和33年退団後雑誌編集者を経て、昭和45年よりフリーの音楽評論家として現在に至るが、日本の古代史、コンピュータ関係その他の分野にわたる著書がある。『FMfan』その他にCD評、コラム、取材記事を寄稿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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