内容説明
アメリカ・ポピュラー音楽の夜明けは1910年代。『ティ・フォー・トゥー』は1925年に産声をあげた。アート・テイタム、アニタ・オデイ、バド・パウエル、セロニアス・モンク…と、多くのミュージシャンたちがこの曲を変え、磨きあげた。異色のアメリカ・ポピュラー音楽史的ノンフィクション。
目次
第1部 アメリカ・ポピュラー音楽の夜明け(スティーヴン・フォスター;ジュビリィ・シンガーズ ほか)
第2部 「ティ・フォー・トゥー」の誕生(ヴィンセント・ユーマンズ;ヴィクター・ハーバート ほか)
第3部 「ティ・フォー・トゥー」の変遷(「ティ・フォー・トゥー」;ポップ・ソングと劇場歌 ほか)
著者等紹介
村尾陸男[ムラオリクオ]
1942年北京生れ。慶応義塾大学工学部中退。1962年頃からジャズ・ギタリストとしてプロ入りし、66年、記録映画の撮影に従事して渡米。翌67年に帰国してからジャズ・ピアニストに転向し、演奏活動に励む。現在はその傍ら、ヴォーカリスト育成のための発声指導者として音楽学校の講師も務める。『ジャズ詩大全』シリーズ(中央アート出版社刊)を執筆中
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