内容説明
発行部数10億枚、利用額1.6兆ドルを誇る世界最大のカード・ブランドVISAカードを立ち上げた男の波瀾万丈物語。
目次
混沌と秩序の組織―その本質と創造について
心の奥底を見つめて
子羊とライオン
血塗れのヒツジ
最前線からの撤退
平凡な人々と非凡な出来事
カードの館
失うものはない
想像もつかないこと
“最後通牒”のあとに〔ほか〕
著者等紹介
ホック,ディー[Hock,Dee]
VISAの創業者にして名誉CEO。1968年に、価値の交換を行うための新しい世界システムと、そのためのユニークな組織概念を考案する。1970年にVISAインターナショナルの前身を設立。ホックは現在、ケイオーディック・アライアンス(The Chaordic Alliance)の創業者兼CEOとして活躍中である。ケイオーディック・アライアンスは組織改革を行う非営利団体で、競争と協力のバランスを取りつつ、重大な社会問題を告発し、富と権力を公平に分配し、人間精神や自然界と調和するような新しい組織概念の発展を目指している。ディー・ホックは現在、数多くの組織、団体と協力して、混沌と秩序(ケイオーディック)の組織実現のために努力している。1991年、ホックはビジネスの功労者に送られるLaureates of the Business Hall of Fameを受賞。また、1992年には、「過去四半世紀に人々の生活を大きく変えた人物八人」の一人に選ばれた
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感想・レビュー
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Q
2
VISAクレジットカードという中立的な組織を立ち上げた筆者による半生記と思索のミルフィーユ本。筆者はこれからの組織は権力による統制ではなくメンバーが組織の理念に賛同して自律的に活動することが望ましいと考えていて、最終的にはそのような組織を広めるための団体を設立するところで本書は終わる。VISAでの運営の成功と失敗の両面が語られるところも興味深い。自分のようなプログラマの多くはわずか90日で決済システムを作る話をもっと知りたいと思うだろう。どこかシュードッグ本と似た情熱を感じる本だった。2021/09/04
土佐流浪人
1
今では当たり前となったクレジットカード。その中でも巨大組織となったVISAがどのような状況からどんな思いで生み出され、発展していったのか、VISAよりも先に生まれた構想がなぜ失敗したのかが読み解ける。創業者であるディー・ホック氏はすでにこの業界からは離れているらしいが、現在のVISAをはじめとするカード決済の運営のあり方は氏の思惑とは異なる方向に進んでしまっていると言う。その観点から考えると、現在のIT業界を賑わすWEB+カード決済の仕組みなどは当初のカードビジネスモデルから何も進化していない。2014/01/14
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