内容説明
知ってるつもりで実は知らない「国家の仕組み」と「日本の論点」がまるごとわかる1冊!
目次
第1章 国家の全貌(国家―「国家」という「共同体」の重要性を認識せよ;通貨―日本銀行が発行した借用証書もしくは有価証券 ほか)
第2章 国家を支えるもの(法律―日本の主権者の代表である国会議員が法律を決める;外交―外交とは正解のないゲーム。「ウィン‐ウィン」の関係はあり得ない ほか)
第3章 国家が国民に供給すべきこと(国債―「国の借金」を借りているのは、「日本国民」ではなく「日本政府」;公務員―日本の公務員は少ない。間違った認識の下では制度改革はできない! ほか)
第4章 心と国家(歴史―「立ち位置」あるいは、「価値観」「経済構造」によって歴史の受け止め方は変わるもの;教育―国民が豊かになるため、国家の基本となるものが教育 ほか)
著者等紹介
三橋貴明[ミツハシタカアキ]
株式会社三橋貴明事務所代表取締役社長・経済評論家・中小企業診断士。東京都立大学(現・首都大学東京)経済学部卒業。外資系IT企業、NEC、日本IBMなどを経て2008年に中小企業診断士として独立、三橋貴明診断士事務所を設立した。単行本執筆と同時に、雑誌への連載・寄稿、各種メディアへの出演、全国各地での講演などに活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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北本 亜嵐
16
知っているようで知らない「国家」について、「国家の全貌」「国家を支えるもの」「国家が国民に供給するべきもの」「心と国家」の4章にわたり、詳しく説明されている。 印象に残ったのは、経済(経世済民)は政府の話ということ。各章のおわりには「まとめ」が箇条書きにあって、読んできたことが何だったのがわかるのが良い。混沌とする現代社会、改めて自分の国家について考えてみようと思った。2015/01/22
かんちゃん
14
賛美両論ある三橋貴明さんを手にとってみました。 確かに書き方が多少過激なところもありますが、全体的にはネット上で言われているほどには悪くはない。むしろ教科書では教えてくれない側面をわかりやすく書いている。 当然のことながら、物事には捉え方によってよい面もあれば悪い面もあります。その両面を見聞きした上で自分の判断が出来る大人になりたいと改めて思いました。2015/09/27
サメ鯨
10
YouTubeで三橋貴明さんのチャンネルに興味を持ったので購入。 諸悪の根元はデフレですね。この本は2013年に刊行されているのですが、2020年現在でも解決できてない。公共事業に携わる1人として、この本では公共事業がいかに経済活動の基盤として重要かを説いていて、誇りを持ちました。 お金のことや現代貨幣理論について勉強していこうと思います。2020/06/02
BluePlanet
10
★4.8 2014年1月20日発行。副題に「学校では絶対に教えてくれない」とあるが、戦前には教えられていたことが、戦後の日本では、米国指導のもと全て削られてしまい・・・まさに今、日本人が知らなければならないことが凝縮。神話から、経済、政治、外交、自衛隊、ナショナリズム・・・あらゆることに切り込む著者の素晴らしい見識に脱帽。それにしても、マスコミは何故にこうも無知で間違ったことで国民を扇動するのか理解に苦しむ。この本は日本人として知っておくべきことが網羅されており、是非とも多くの日本人に読んでもらいたい。2015/03/05
さきん
9
経済分析が中心な著者が国家のあり方についてまとめた内容で、全く私と同じ見解である。とても構成立ちが良く読みやすいので、若い人ほどお薦めである。2015/07/06