内容説明
下谷練塀小路に屋敷を構えるお数寄屋坊主・河内山宗俊は、将軍・家斉の寵臣・中野碩翁を後ろ盾に、目に余る悪を相手に強請りをかけてひと泡吹かせ、江戸っ子から喝采を浴びてきた。そんな宗俊のもとに、また新しい強請りの種が持ち込まれてきた。今度の相手は女を貪る大名か、悪徳商人か、はたまた色呆け坊主か、大奥か……。義侠心に燃える男、河内山宗俊が弱きを助け、悪を懲らしめる活躍を描く痛快時代小説。
著者等紹介
天宮響一郎［アマミヤキョウイチロウ］
新潟市生まれ。脚本家としてテレビ時代劇、アニメ、ビデオなど多くの作品を手がける（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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