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内容説明
上月しぐれは嘘が大嫌いで苦労性な研究所の事務職員だ。ふとしたきっかけで上月は羽賀郡司の親友・前河と親しくなった。羽賀は「神の申し子・孤高の天才」と称される研究者でノーベル賞にもっとも近い男と言われている。常にマスクをしているのに、容姿端麗と言われ謎に包まれた彼はいつも職場で噂の的だ。前河となにげなく交わす会話も羽賀のことばかり。だが、その時間がとても楽しみになっている自分に気づく。そんな折、誤解が誤解を呼んで、上月は羽賀からひどい仕打ちを受けてしまい！？Ｅ☆エブリスタ×大洋図書ＢＬ文庫準大賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きょん
19
理系研究肌でマスクを外さない変人なのに、学生時代女の子を入れ食いしてて「皆が自分の顔を見るのは変だからだ」は無いでしょう。攻めのキャラが情緒未発達なのか、目的のためには手段を選ばないヤンデレ系なのかブレてて魅力を感じられず。そして、転職するほど追いつめられてた借金がある割には、飲み歩いてたり旅行に行ったり受けの行動も納得できず。途中から恋愛より借金が気になって仕方なかった。2016/03/03
りんご☆
16
読了2017/11/29
リリー
11
こんなに中2スメルのするBL久々！始まりから終わりまで、内容も登場人物も文体もすべてから漂います。後半、28歳の適齢期にして憎からず思っていた男から告白され、主人公が思い悩む場面では「おっ、深い話になっていくか…？」と思わされましたが、何のことはなし。終わりまでちゃんと同様の匂いでした。誰も顔を知らない天才研究者×研究所の事務職員。真面目で堅物で仕事に一生懸命、という設定の主人公が、初対面の研究者にタメ口なのがまず疑問だったし、残業ばかりの割に帰ろうと思えば定時できっちり帰れるあたり「ん？」となりました。2016/04/05
睦月
8
これは思ったのと違った。なにか一つでも琴線に触れるものがあれば次も買いだったけどもういいかな。2016/02/10
her
4
香ばしかった、限りなく。会話で話を進める形に放り出しそうになりましたが、マスクの天才科学者・羽賀の恋愛フローチャートが恐ろしく悪質で、それを見届けたくなりました。登場人物には全く感情移入できず。ところで上月の借金はどうなりましたか？そして、最後までヤッていません。オイ、その腹黒さでどーした？2016/09/04
