ＳＨＹ文庫 琥珀とボディガード

たけうち りうと【著】

大洋図書（2014/02発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 259p／高さ 16cm
• 商品コード 9784813041269
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

東部最大の警護会社Ｐ３Ｓのボディガード・ジュンを指名した依頼がきた。南カリフォルニア大学教授の一人息子の警護だ。この仕事は受けたくない。いやな胸騒ぎを感じるジュンだが、恋人グレイに背中をおされ現地にむかうことに。そこで待っていたのは父性愛溢れる魅力的な依頼者、シリルだった。シリルに自分の父親を重ねるジュン。けれど、彼にはどこか不自然さがつきまとっていて…緊迫感溢れるボディガードシリーズ第三弾文庫化！書き下ろし『バスケット』収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[えみみ@ヒプマイ沼]

今回もとっても面白かったです。もう、このシリーズは私のＢＬ歴でトップ3に入ってくるぐらいお気に入りだと思います。シャインさん、文庫化に感謝！萌え萌えっていうよりは、エンターテインメント性が高くてノーストレスで読めます。グレイの英国式ジョークが癖になるんだよな…。実際私がこれを聞いたら、間に受けちゃいそうでダメだけど（笑）ジュンも他の登場人物も上手く返していて素敵だなぁ〜。たまにグレイの生真面目を装った台詞の裏のセックスアピールにジュンがタジタジしてるのが可愛いです。表紙も毎回発色が良くて綺麗。→

2014/02/06

[sio]

シリルの怖さとボニーの可愛さを堪能するお話 かな？ でもシリルの行き過ぎた愛情表現最終段階ってボニーには適用されないんだね 救いようのないシリルだけど魅力的でなんとか幸せに...ってのは無理かな 大型犬と飼い主さんは相変わらずガッツリ仲良しさんで言うことないですね ちょっとはハラハラさせてくれてもいいのよと思わなくもないけどシリアス展開はお仕事で十分かな

2015/02/18

[ミル婆]

このシリーズは毎回ゲスト主役ともいえる敵役のキャラクター造形がいいなと思う。単純な悪役ではない奥行きがあり、かわされる軽妙な会話と暗部のギャップにゾクゾクする。いつも結構な目に遭うジュンだが、敵も味方も魅了する総受け体質故に、最後にはほのぼのファミリーな気分で読み終わる不思議なシリーズ。

2014/03/15

[R]

このシリーズほんと面白いなー。私は文庫化されてから読み始めたクチですが今回が一番ハラハラした！シリルが敵ながら魅力的というか、実に興味深いキャラでした。P3Sは警察でも公安でもないので対テロリストの話でも単純な捕り物劇にならないところが面白いです。お決まりの勧善懲悪にはない余韻が残る。海外ドラマみたいな会話の応酬、仏頂面のグレイが放つジョークもいつも通りでテンポ良い！あと本筋と直接関係ないけど父からの電話、バンジの件には思わずもらい泣きでした…

2014/03/02

[りんご☆]

読了

2017/03/02