女の旅

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女の旅

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  • サイズ 46判/ページ数 306p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784813022916
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

性と、死と、生と―女ひとり色街を彷徨う。ただ、男が必要だ。愛や恋などではなく。日本全国ディープ案内。

目次

なんば ずっと男が怖かったのだということを、女性とセックスして思い出した。
広島 人生は思い通りにならない。けれど、それが不幸だとは限らない。
渡鹿野島 あんたたちだって、セックスしてんだろ?セックスして生まれてきたんだろ?
加太 セックス、性欲は私にとっては自分の人生を破壊した罪悪だった。
岐阜 彼女は誰のものにもならないまま、あるとき、永遠に皆の前から消えてしまう。
十三 当たり前に「若い女」を享受している人たちとは、違う世界に生きているから。
彦根 社会からこぼれ落ちた、まっすぐ生きられない人間―それは、私自身だった。
六本木 痛めつけられたい、虐められたい、支配されたい。好きな男になら、何をされてもいいと思っていた。
五条楽園 赤は女の色だ。毎月血を流す度に、そう思う。子も産まぬのに、まだ、血を滴らせている。
山形 死の匂いが漂う場所で、自分が生きていることを確かめているのだろうか。〔ほか〕

著者等紹介

花房観音[ハナブサカンノン]
1971年兵庫県生まれ。2010年『花祀り』で第一回団鬼六賞大賞を受賞しデビュー。官能小説やホラー小説、エッセイほか執筆活動の傍ら京都観光のバスガイドを務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

70
広島から浅草までの国内22か所をめぐる女ひとり旅。著者は40歳で小説家としてデビューを果たした花房観音、ストリップファンでもある。広島第一劇場(閉館)、岐阜のまさご座、A級小倉などのストリップ劇場やラブホテルを訪ねたり、かつて売春島と呼ばれていた渡鹿野島、そして全国に名を馳せる飛田新地など、普通の人のいかないところをゆく異色の紀行文。若い頃に「痛めつけられたい、虐められたい、支配されたい。好きな男になら、何をされてもいい」と思っていた花房さん。→2023/07/05

よっさん

26
花房観音さんの旅には共通項がある。何かと言えば、それは「生と死」だ。恐山のイタコだったり、山形の即身仏だったりは死を感じさせる場所だ。逆に広島、岐阜、道後、芦原、小倉、渋谷は生を感じさせるストリップ小屋がある街だ。踊り子が何も身に付けず、裸で踊る姿ほど生🟰生きている姿を感じさせるものはない。自分の見てくれを気に食わず、自死を考えたこともあるという。セックスに捉われ、悔いが残る過去をなぞらえるように旅をしながら、それも経験の一つと納得することが大人になるという事なのだろうか…2024/10/24

reading

22
どの旅も性にまつわる興味深いものだった。著者のほかの作品も読み続けたい。2024/06/09

ぶんぶん

21
【図書館】花房観音の旅の記録。 思えば、観音様は若い時に男に減滅していたんだな、しかし、セックスからは逃れられなかった。 めくるめくセックスを夢見て、果たされざるもの、そんな女の旅を続けている印象が強い。 ある意味、ルポルタージュの体をなしているけど、やはりセックスに落ち着いてしまう。少しは観音様の内面が判り、嬉しい反面、まだまだ創っているなと感じる場面も。ただ、バスガイド、歴史好きの要素からその土地の風俗・歴史を交えて語るのが上手いと感じる。読者層を意識してか定価2,000円はこの装丁では高いと感じる。2023/10/06

スリカータ

20
花房観音さんの旅のエッセイ集。なかなか一般女性が立ち入らない飛田新地や売春島などにも、作家の視点から綴られていて興味深い。花房観音さん、ご自分の容姿や性の遍歴へのコンプレックスを綴られているが、元々若くて可愛い女性が若さを失って尚可愛さにしがみつき痛々しいよりも、年齢を重ねて魅力が増すタイプだと思う。全国各地のストリップ劇場巡りと山形県や青森県・恐山のレポートが良かった。2023/06/05

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