内容説明
炙っている姿は、見てられなかった。密売現場で出会った球界の大スターと一介のファンは、やがて危険な絆で繋がっていく。マスコミは疑惑を報じ、捜査の手はすぐそこまで迫っていた。覚醒剤依存、裏切り、逃亡、逮捕―すべてを知る共犯者が真相を告白する。
目次
初めまして、清原です
接点
あかぎ国体
16歳で覚醒剤
黒羽刑務所
懲りない日々
Dとの出会い
シャバの空気
Dの出所
清原さん薬物疑惑〔ほか〕
著者等紹介
小林和之[コバヤシカズユキ]
1971年、群馬県生まれ。2016年2月15日、元プロ野球選手の清原和博氏に覚醒剤を譲り渡していたとして沖縄で逮捕される。公判で起訴内容を認め、懲役3年、執行猶予5年の有罪判決。社会復帰後の現在は群馬県内の日本料理店で料理長を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はなちゃん
2
この筆者は清原の大ファンなのに、こんな本を出版したのは何のため??清原やそのファンに迷惑をかけたと言いつつ、暴露本出して。しかも執行猶予付きの判決が出た4ヶ月後には出版って。武勇伝にでもしたいのか…。2024/01/18
しゅーぞー
1
高校生が書いた自伝作文に日記を付け足した様な本です。そこがこの本の作者の「レベル」のガチさを物語っていて、どっかの偉いさんが書いた専門書なんかよりかはよっぽど専門書かも知れない。個人的にあとがきの執行猶予を勝ち取った。という「勝ち」という表現にムカつきました。読んでいて胸糞悪くなる方もいるかも知れません。普通の人生、平凡な人生という普通に平凡に生きる”努力”をしてる人達の世界に、この本に出てくる人達がどう戦っていくのか期待しています。2016/11/26
chibakun
0
悪は人が決めた”善悪(ルール)”に反すること。 どんな極悪人にも”人間らしさ”はある。 “善悪”と”人間らしさ”は別の話。 仮に悪に手を染めたとしても、制裁を受けて償えば良い。 人間らしささえ、残っているならば。