内容説明
野球ファンの記憶の彼方で輝く、今はなきスタジアムの数々。プロ野球黄金期に刻まれた想い出の残光が、時を越えてなおも心を打つ「昭和の野球場」の回想録。当時のチケットからオールスターゲームのポスター、球場内外の情景など、貴重な資料写真も多数掲載。
目次
第1部 いまはなき想い出のスタヂアム(大阪球場;川崎球場;後楽園球場;阪急西宮スタジアム;日本生命球場 ほか)
第2部 プロ野球名スタヂアム・フォトアルバム(阪神甲子園球場;横浜スタジアム;旭川市花咲スポーツ公園硬式野球場(スタルヒン球場)
ナゴヤ球場
札幌市円山球場 ほか)
著者等紹介
坂田哲彦[サカタテツヒコ]
1976年、東京生まれ。東洋大学2部文学部国文学科卒業後、編集プロダクションを経て現在はフリーランスの編集者。地方競馬や古いボンネットバス、温泉場のストリップ小屋など、消え行くものや職業に関する書籍を世に送り出してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シュラフ
38
小学校の頃、図工の粘土細工で野球場をつくったことがある。私はそれぐらいに野球が大好き。大人になった今でも野球場に向かうときは胸が高鳴る。表紙の輝くダイヤモンドのような球場は南千住にあった東京スタジアム。"光のスタジアム"と呼ばれていたらしい。むかし東京の下町にこんなモダンな野球場があったなんて信じられないよね。川崎球場、大阪球場、阪急西宮スタジアム、日本生命球場、藤井寺球場・・・行こうと思えば行けた球場だったのになんと残念なことをしてしまったのだろうか。かつての野球場の写真から昭和の匂いが漂ってくる一冊。2016/07/30
けんちゃん
18
読友さんのご紹介本。今はなき、なつかしい球場の数々。実際には後楽園と川崎球場くらいしか知らないけど、ドーム球場やハイテク球場にはない、「良さ」がたくさんあったんだろうなぁ。紹介されているエピソードや、コラムにレトロ感は感じるものの、そのほとんどは、まだ野球好きになる以前のことなので、なつかしさ、というのとはちょっと違ったかなぁ。それはともかく、やっぱり野球、好きだわ。2013/04/27
テト
16
昭和の野球場、特にスタヂアムと呼ばれていた球場は、黒白写真もノスタルジックたっぷりだった。自分の生きていないけれども近い時代の、野球という情熱たっぷりだった、そしてみんなの夢の実現場所としての野球場の名残は、こころに感じるものが大きかった。本では、現存している球場や地方の球場など、まだ現役の球場たちも掲載されているが、国民的スポーツでもなくなり、ショッピングセンターと併設された現代の球場を、当時の人たちはきっと感慨深く見ているのだろう。2025/07/12
山田太郎
16
平和台球場が懐かしい。うどんがおいしかったのが、懐かしい。2011/10/31
doremi
5
2011年 東京スタヂアムの表紙に惹かれて読んでみました。地図もいっしょに載せて欲しかったです。以前はどうなっていて、現在はこうなっているのが分かって、より楽しめたでしょう。2011/01/08
-
- 和書
- 臨床経穴学