内容説明
死ぬ前に読め。読む前に死ぬな。葬式の裏側は悪徳業者がはびこる無法地帯だった。
目次
第1章 大きな声じゃ話せない葬儀屋の裏事情(無資格、無資本、無知でも開業可「二兆円市場」の気楽な商売;月一回で生活できて、月二回で貯金がたまり月三回やれば海外旅行…という葬儀屋稼業 ほか)
第2章 「葬儀屋は見た!」―業界の悪党列伝・坊主編(葬儀屋と坊主の仲は永久に不滅!?切っても切れないお布施山分け関係;葬儀屋にはマンション坊主からの猛烈な売り込み営業が毎日殺到中! ほか)
第3章 「葬儀屋は見た!」―業界の悪党列伝・病院&警察編(有名な悪徳業者の代表は警視庁OBだった葬儀屋は知る人ぞ知る警察の有力天下り先;変死体はなんであろうと「心筋梗塞」デタラメな死亡診断書をつくる監察医 ほか)
第4章 葬儀屋も唖然とするイマドキの現場事情(葬儀屋からは絶大な人気を誇るがん専門病院は「タクシー乗り場」;貧乏人はイヌネコと同じ火葬炉でこっそり焼かれてしまうという笑えない話 ほか)
最終章 それでも葬式をしたい人に贈る「ダマされない葬儀屋選び」(大きな自社ビルの「葬儀社」より小さな掘っ立て小屋の「葬儀屋さん」;この業界はタダより高いものはない「斎場無料」のうたい文句には要注意 ほか)
著者等紹介
赤木太陽[アカギタイヨウ]
1969年東京都生まれ。ライター。編集者。編集プロダクションmashroom代表
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Daisuke Oyamada
26
昨日、とある宴席に参加しましたが、昼は葬儀に参加した話から、本書を読んだことを話しました。 都会では、お寺も宗派も決まっていない人が沢山いんがすか。葬儀屋に紹介された和尚に、やってもらうらしいんだぁ〜げど、その和尚はどこのお寺にも属していない「マンションボウズ」というのがいて、そいつ等に頼んで、お布施からのバックマージンをとるんだぁ〜ずぅが。 その「マンションボウズ」ずうのは、いろんな・・・ https://190dai.com/2024/07/05/死んでも死ねない葬儀屋裏事情-赤木太陽/2024/06/30
まげぽん
11
うちがお願いしたお坊さん、葬儀社の方はこんなことなかった。ああ!良かった。と思うほど、本著は酷い。リピーターが望めない業界ではあるが、ぜひ誠意のある会社が増えて欲しい。2017/03/02
倉屋敷??
3
裏事情とあるが基本は悪徳葬儀社の話。 これだけ無法地帯になっているのも異常だと思う。 知らないとどこまでも足元見られてボッタクられまくる。リピートをほぼ必要としないだけにやりたい放題だ。2023/03/26
こうじ
3
2004年の本だけど、これもまた読んでいて心が苦しくなる本。いかに日本の葬式・葬儀屋が病院や警察などと癒着して、金儲け主義に走っているかが、軽いノリで書かれた本。遺体が製造されないとビジネスが成り立たないので、サプライチェーンの上流を抑えるのが鍵で、病院や警察を抑えるのは分かるんだけども、それにしてもあまりに悪徳。葬儀屋と僧侶の癒着もひどい。僧侶に渡すお布施の約4割は葬儀屋へキックバックされるとか。でも、この辺りの業界を取り締まる法律もなく、この業界で儲けられると知っている警察が天下ったりとか・・・。格安2016/02/02
なーちゃま
2
祖母からとある悪徳葬儀屋の話を聞いて以来、ずっと気になっていた葬儀業界事情だけど、想像のはるか上を行く腐り具合でびっくり。著者の言う通り、地元に密着して細々とやってきた葬儀屋が見つかればいいけど、うちの近辺には無いかもな…。まずは市民葬を検討するよう祖父母に話してみる。間違っても花を造花にするなどのコスト低減を平気で提示してくるような業者には任せたくないな。てか、偽坊主にあげさせるくらいなら、私が経を勉強して、私が読んでやりたいぐらいだ。2024/07/25
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- 和書
- 今夜はアレで飲みたい!