内容説明
戦後教育を問い直し、日本再生に向けた渾身の書!真に生きる力を育てる教育論。
目次
序章 今の子供たちはこれだけおかしくなっている
第1章 精神の定義なくして教育問題の解決はあり得ない
第2章 これで日本の子供たちは直る
第3章 責任を取らない文科省の体質が子供をダメにした!
第4章 東洋思想の中に見出す教育の真理
終章 私に小学校を一校、任せなさい
著者等紹介
戸塚宏[トツカヒロシ]
1940年生まれ。名古屋大学工学部卒業。1975年、太平洋単独横断ヨットレースで、サンフランシスコ‐沖縄を42日間という驚異的記録で優勝。1976年に戸塚ヨットスクールを開校。以降、不登校や家庭内暴力といった情緒障害児を600人以上更正させ、各界から大きな注目を集める。1983年に起きた「戸塚ヨットスクール事件」で懲役6年の実刑が確定。2002年2月、最高裁が上告棄却を決定し、同年3月29日より服役中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tomomi Yazaki
17
著者は体罰肯定派。体罰がないと子供は駄目になる。そして彼の憂いは現実のものになってきている。それを今の日本の甘やかし教育では何一つ解決できない。悪の芽があれば、そのまま大きくなる。半グレしかり、オレオレ詐欺しかり。戦後の発展は体罰を受け真面目に育った人たちが作った。それを甘やかし教育の人間が食いつぶし、滅びに向かう。氏の考えは脳幹を鍛えること。生物の進化からその答えを導き出した。言えばわかるでは、成長はしない。質の良い不快感で子供は成長する。そのひとつが体罰。本書を読み、私もその考えに賛同しました。2023/03/28