まぼろし闇市をゆく 東京裏路地「懐」食紀行

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784813000914
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0095

内容説明

新宿も渋谷も池袋も上野も有楽町もみんな闇市だった。進駐軍が、復員兵士が、パンパン・ガールが、MPが、愚連隊が、浮浪児が、そして逞しき多くの庶民が、混乱の中で争い、愛し合い、交錯した戦後の「闇市」。そこから生まれた懐かし美味い「食」を訪ねた彷徨の記録。

目次

第1部 山手線周回(新宿―ションベン横丁「きくや」の鯨カツ;渋谷―旧大和田マーケット「細雪」の腸詰;池袋―JR池袋駅西口交番隣「三福」の煮込み・豆腐だけ ほか)
第2部 近郊沿線要衝(赤羽―OK横丁「八起」のチャーメン;赤羽―JR赤羽駅東口前「大衆酒場まるよし」のたまねぎフライ;浅草―地下鉄銀座線浅草駅地下道「福ちゃん」のソース焼そば ほか)
第3部 公営賭博場(川崎競輪場―場内売店の「ホルモンライス」;浦和競馬場―場内食堂の「カレーライス」;川口オートレース場―場内売店の「揚げソーセージ」 ほか)

著者等紹介

藤木TDC[フジキティーディーシー]
昭和37年生まれ。東京都北区在住。文章請負業自営

ブラボー川上[ブラボーカワカミ]
昭和36年生まれ。神奈川県出身。現在風俗ライターとして活躍中。風俗は街と密接な関係があり、時代の裏面史でもあるということを持論に風俗取材に取り組む。闇市メニューでは大のホルモン好き。ゆえにホルモン料理には徹底したこだわりを持つ。また生まれ育った場所が闇市の名残がある鶴見区生麦のため、闇市世界を探る嗅覚には人並みハズレているとの定評もある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Sato

9
図書館本 立ち読みからそのまま借りる。 戦中、戦後の闇市から残っているような雰囲気の店を巡る紀行。新宿からスタートし、戦火の中や戦後のどさくさでの食。たくましさを感じる料理が並ぶ。ライターが呑んべいなので、ダラっとした文体だがそれくらいで丁度いいのかもしれない。2022/03/28

Hiroki Nishizumi

2
世の中にはいろいろなガイドがある。闇市を彷彿させる店巡りガイドまであるとは… 特に新橋・有楽町界隈は身近なので是非とも廻りたくなった。(^^)v2013/02/22

基地山

1
今も残る闇市の名残りとキタナシュランな店。鯨カツが食べたい!2010/07/11

akiu

0
戦後の闇市の雰囲気を残している(らしい)お店を巡る本。どれもウマそうで、読んでいるとヨダレが出てきます。ちょうど麻雀放浪記を読んだ直後だったので、雰囲気をよく味わえました。何でも入れてしまうカレーとか、ちょっとすごい。まさにキタナシュランなグルメでありますね。連載元の雑誌の雰囲気もあってか、少々前時代な男女の関係性に即した描写が気になりますが、実際そんな感じの店だからいいのか、悪いのか。ともかく腹が減りました。また、巻中に挟まれる長文コラムが、読み応えある内容で良いと思います。2011/10/26

あーさー

0
東京にて「闇市」の空気感が仄かに残る場所に赴き、食を求めていく1冊。内容はとても興味深く、紹介される料理もとても良かったのですが、2人(+編集者)の掛け合いの感じが私にはハマらず。つまらなくはないのですが。2022/07/30

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