内容説明
新宿も渋谷も池袋も上野も有楽町もみんな闇市だった。進駐軍が、復員兵士が、パンパン・ガールが、MPが、愚連隊が、浮浪児が、そして逞しき多くの庶民が、混乱の中で争い、愛し合い、交錯した戦後の「闇市」。そこから生まれた懐かし美味い「食」を訪ねた彷徨の記録。
目次
第1部 山手線周回(新宿―ションベン横丁「きくや」の鯨カツ;渋谷―旧大和田マーケット「細雪」の腸詰;池袋―JR池袋駅西口交番隣「三福」の煮込み・豆腐だけ ほか)
第2部 近郊沿線要衝(赤羽―OK横丁「八起」のチャーメン;赤羽―JR赤羽駅東口前「大衆酒場まるよし」のたまねぎフライ;浅草―地下鉄銀座線浅草駅地下道「福ちゃん」のソース焼そば ほか)
第3部 公営賭博場(川崎競輪場―場内売店の「ホルモンライス」;浦和競馬場―場内食堂の「カレーライス」;川口オートレース場―場内売店の「揚げソーセージ」 ほか)
著者等紹介
藤木TDC[フジキティーディーシー]
昭和37年生まれ。東京都北区在住。文章請負業自営
ブラボー川上[ブラボーカワカミ]
昭和36年生まれ。神奈川県出身。現在風俗ライターとして活躍中。風俗は街と密接な関係があり、時代の裏面史でもあるということを持論に風俗取材に取り組む。闇市メニューでは大のホルモン好き。ゆえにホルモン料理には徹底したこだわりを持つ。また生まれ育った場所が闇市の名残がある鶴見区生麦のため、闇市世界を探る嗅覚には人並みハズレているとの定評もある
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感想・レビュー
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Sato
Hiroki Nishizumi
基地山
akiu
あーさー