内容説明
精神世界の老舗出版社で編集長を務めること20年、その編集長が書き下ろした、21のエッセイ。時代の流れを読み解きながら、変わりゆく世情に、変わらぬ価値を問う。
目次
はじめに
ニュートンのりんご
書物を超えて残るものなし
機械屋の陰謀
名もなき兵士たちは八月十五日に死んだ
美は発見されるのを待っている
奥の細道はどこへ通じている
ホンモノを見る目を養う
日本人はどこから来たのか
スポーツのゆくえ
前に進むには、何かを後ろに置いていかねばならない
だれが精神世界を殺したのか
人は良心の疼きを感じながら悪いことをする
情操教育はどこへ行った
なぜ自らの命を殺めてはいけないのか
よほどのんきな時代だった
秋山好古の茶碗
愛と絆のストップ安
人は間違った努力をする生き物である
神を信じて神を恃まず
都の西北、田んぼは今も青いか
家康が背負っていたもの―あとがきに代えて
著者等紹介
中村利夫[ナカムラトシオ]
昭和29年(1954年)生まれ。滋賀県出身。編集プロダクション、フリーライター、外資系メーカー宣伝部などを経て、現在、出版社役員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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