内容説明
マンガを楽しみながら、日商簿記2級の合格のために、必要な知識を学ぶことができる工業簿記のテキスト。江戸時代では3級を、明治時代では2級商業簿記を学んできた大学生のさきとあきお。シリーズ最終巻となる今回は、インターンとして採用された会社で製造業の簿記を学びます。
目次
工業簿記の基本
材料費
労務費と経費
製造間接費の配賦
部門別計算
個別原価計算
本社工場会計
工業簿記における財務諸表
総合原価計算
標準原価計算
直接原価計算
著者等紹介
鈴木裕太[スズキユウタ]
日本公認会計士協会準会員。1982年生まれ。中央大学商学部卒業。大学卒業後税理士法人にて多種多様な企業・事業の税務実務を経験。その後公認会計士試験に合格。現在は監査法人にて大手企業、学校法人等の会計監査業務を行っている
ハナツカシオリ[ハナツカシオリ]
イラストレーター・漫画家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nbhd
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工業簿記のフレームをざっくりまとめると次のようになる⇒工業簿記は「Road to 原価」である。製品の値段には、さまざまなコストが込められている。その基本は2×3である。2→直接、間接。3→製造費、労務費、経費。製品に直接的に込められているコストは、そのまま積み上げられる。他方、間接的に込められているコストは、合算して製品ごとに振り分けられる。時間軸においては、まず材料があり、加工されて仕掛品になり、やがて製品となる。工業簿記は、イチゴのショートケーキ作りをじっくり考えることから始まる。2024/10/27