竹書房文庫
恐怖箱 白夜

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  • サイズ 文庫判/ページ数 223p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784812495162
  • NDC分類 147
  • Cコード C0176

内容説明

3人の怪談ハンターが書き下ろす聞き書き怪談の競演集。永遠に来ぬ日没のように、終わらぬ悪夢がいま、幕を開ける!

目次

パチンコ玉五つ
バンッ
砂の話
柘榴の木の下で
貧弱男子
異国の豚
七歳
無理なものは無理
小人達
目目目〔ほか〕

著者等紹介

つくね乱蔵[ツクネランゾウ]
福井県出身。実話怪談大会「超‐1/2007年度大会」より抜擢され、2008年『恐怖箱蛇苺』で共著デビュー

橘百花[タチバナヒャッカ]
栃木県出身。実話怪談大会「超‐1/2007年度大会」参加を皮切りに以降も大会に佳作を発表、2010年『恐怖箱蝙蝠』にて共著デビュー

三雲央[ミクモヒロシ]
東京都出身。実話怪談大会「超‐1/2010年度大会」参加を切っ掛けに、2011年『恐怖箱怪生』の執筆メンバーに選ばれる。2012年『恐怖箱海月』にて、初の3人共著シリーズ執筆メンバー入りを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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夢追人009

145
3人の怪談実話作家が競作する恐怖箱トリニティシリーズの一冊ですが、つくね乱蔵さんの作品がやはり他の追随を許さない断トツの素晴らしさでどうしても心魅かれてしまうのですね。『育たぬヒヨコ』下村さんは田舎にある小さな工場で夜間警備員を務めている。暇に任せて始めたのが正門前の立哨で小学生の集団登校を見かけたのがきっかけだった。子供が大好きな下村さんが目を惹かれた胸の名札に〈一年二組よしだ〉とある女の子が夏休み明けに来なくなり聞けば交通事故に遭い入院していると言う。三日後女の子は再び戻り下村さんは良かったと涙ぐむ。2020/10/04

ネムコ

24
なかなかグレードの高い怪談群でした。まさにプロの怪談ハンター。2023/01/13

NAO

22
七歳、一畳部屋、泣く箱、専用席が怖かった。全体的に好きかも!2017/08/28

王天上

8
「砂の話」「小人たち」「目目目」「一畳部屋」「泣く箱」が印象に残った。どれも因果が分からない不安になる話ばかり。よくネタがつきないものだと感心するなあ。2014/01/10

パブロ

6
良質な実話怪談集を出し続けている『恐怖箱シリーズ』。今回も、もちろん私の中の水準を超えているからうれしい限り。とは言いつつも、贅沢なことを言わせてもらうと、それぞれの書き手の個性があんまり出てないな〜。よく言えば、まとまっている。でも、パンチが今ひとつ…。つくね乱蔵さんはいつも後味が悪くて、心を震わせてくれるんだけど、何だか今回はちょっとあっさり系な感じ。だから、より三人の共著っていう部分がなくて、単著って言われても分かんない。あぁ、もったいなや〜もったいなや〜。2013/07/25

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