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竹書房文庫
東京伝説ベストセレクション〈3〉腐った街の怖い話

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  • サイズ 文庫判/ページ数 413p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784812494776
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0176

内容説明

現在、世間をにぎわしている虐待や、ストーカー犯罪をはじめ人間の狂気が引き起こした事件をあたかも予言しているかのような平山夢明の人気シリーズ『東京伝説』ベストセレクション第3弾!2003年から2010年までの既刊からワーストを選びまとめた!精密に詳細に人間に巣くう悪意、妬み、暴力衝動、歪んだ愛情などを昆虫の標本のように一つ一つピンで串刺しにし、まるで夏休みの宿題のように軽々と提出している。だが、無防備な日常生活者も目をそらすことはできない!なぜならここには血まみれの脳髄が、叫んでいる声が聞こえ、狂気の短距離ランナーが哄笑しながら疾走しているのが見えるからだ!書き下ろしも収録。

目次

ハロウィン
莫迦
ヨシコはスイカ
水道屋
右か左か?
壊れるんです…。
預かられて…。
バイト
特殊班
地下病院〔ほか〕

著者等紹介

平山夢明[ヒラヤマユメアキ]
神奈川県生まれ。フィクション・ノンフィクション、死者・生者を問わず常に人間存在の「狂気」を根こそぎ描き尽くそうとする筆致には定評がある。『独白するユニバーサル横メルカトル』で第59回日本推理作家協会賞短編部門を受賞、同タイトルの短編小説集(光文社)が2007年度「このミステリーがすごい!」一位。また「DINER(ダイナー)」(ポプラ社)が第28回冒険小説大賞&第13回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hannahhannah

18
東京伝説のベスト版第三弾。「ハロウィン」と「莫迦」と「ヨシコはスイカ」の書き下ろしを三編収録。「跳ねて転んでまた飲んで」の拷問はこのシリーズ最高にエグい。中世ヨーロッパや昔の中国で行われていた拷問に負けてない壮絶さ。「顔を割るか足を絞るか」の拷問も読んでて足の指が痛くなるような描写がぶっ飛んでる。もちろん、一人暮らしの女の部屋に変質者が侵入してくる話も選ばれている。しかし、この変態さんたちの侵入スキルが高いんだけど、どこかで訓練でも受けてるのかね?ミッション・インポッシブルのトム・クルーズもビックリだわ。2017/02/13

eeko

17
ショートストーリーが62作も。(*_*;次から次へと厭な気分にさせる平山夢明さんはそれだけ才能があるのでしょうが作品に惹かれるということは決してありませんね^^;もっとも厭な気分になったのは『顔を割るか足を絞るか』です。『カオヲワル スグノクルシミ アシヲシボル ナガイクルシミ』このセリフかなりゾクッでした。先日『他人事』を読みましたが本書もかなりなものでした。もちろん上司からお借りしたものです^^次回は長編に挑戦?しばらくは平山さん遠慮したいかもナ(-.-)2014/05/24

鬼灯の金魚草

16
所々に出てくるカタカナの怖いことったら!うかつに知らない人をうちに入れない。夜道には気を付ける。それでも巻き込まれるときはあるのかな。怖いね。2016/08/12

163

14
お正月から読むもんやないよね…。書下ろし以外は1度読んでるはずやのに、新鮮な恐怖を味わった。吐き気がするくらいの気持ち悪さ。なんかもう普通に生きてるのが奇跡。2014/01/01

おやぶん

11
東京や都会の気持ちの悪いできごとを綴った短編集。 幽霊やお化けではなく人の怖さ、グロテスクさが描かれています。 読んでいていい気分にはならないけどついつい最後まで読んでしまいました。2017/12/16

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