竹書房文庫
007 デヴィル・メイ・ケア

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  • サイズ 文庫判/ページ数 398p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784812492673
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

ユリウス・ゴルナー―権力にとりつかれた自らのエゴ以外には何者にもしたがわず、どこまでも強欲で、そして英国の心臓を破壊しつくすためには、手段を選ばない男。パリのわびしい郊外でおきた残酷な処刑に続いて次々と起こる事件は、地球的規模の惨事に一直線につながっていく。60年代の英国に大量に流れこむ麻薬。旅客機がイラク上空で消息を絶ち、近づく戦争の雷鳴が、中東にこだまする。一方、007ことジェームズ・ボンドは、上層部から“引退か、続行か”の結論を出すようにとの勧告を受け、長期休暇を取っていた。しかし、事態の急変によって再び一線へと戻ることとなる。そして、協力者としてあらわれた美貌のパリジェンヌ、スカーレット・パパヴァと共に、これまでで最も危険な敵―悪魔本人と踊ることさえいとわない男―と生死をかけた闘いに挑む…。

著者等紹介

フォークス,セバスチャン[フォークス,セバスチャン][Faulks,Sebastian]
1953年、英国ニューベリー生まれ。ジャーナリストとして、1978年から1991年までロンドンで全国紙に勤務。その後執筆活動に専念し、高い評価を得ている作家のひとりである

フレミング,イアン[フレミング,イアン][Fleming,Ian]
1908年5月28日、ロンドン生まれ。1952年の処女作『カジノ・ロワイヤル』で、ジェームズ・ボンドを世に送りだした。その後十二年間にわたり一年に一冊のペースで、最も有名なスパイ、007の小説を発表し続ける

佐々木紀子[ササキノリコ]
翻訳家、東京外語大学卒。技術大手メーカー勤務を経て、翻訳者となる。ノンフィクション、フィクションを問わず、幅広い分野の翻訳を手がける。イギリス在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ニッキー

2
文庫本化された時にタイトルが変更されたようで、Amazonから届いた時に、本棚に新刊本として収まっていたものだった。 珍しくボンドガールは、同じ00課員。時代背景は、「黄金の銃をもつ男」スカラマンガの後と言う設定。 映画ではロジャームーアのボンドの時にあたる。 フレミング亡き後、何人もの作家が、ボンド物を書いるが、この作品は違和感無く楽しめる一作に仕上がっている。2017/09/11

F.Y

2
冷戦期に舞台を移した007。しかし、物語の経過とスケール大きさからしたら、幕切れがなんとも呆気なく感じた。2013/10/18

Nazolove

2
007ファン(まだまだにわかだが)として、初めて小説版を発見したので読んでみたのだが、まさか1960年代(ショーンコネリーくらい?)の設定で書かれているとは思わなかった。 映画で育ってきたせいか、いざ小説版を読んでみると要所でテンポ悪いなと強く感じた。 ボンドはへたすると映画よりももっとひどい目に会ってるんじゃないかと心配にもなった。 テニスのくだりを映画版になったらぜひ観てみたいなと思った。 (若干悪口になるが)訳者のあとがき誤字るなよ!と最後思ってしまった。(せっかく出版業界にまつわる小説読んだので)2013/09/03

はげ太郎

1
フレミング風味は確実に再現。なおかつその世界観もよし。2016/01/15

prophet-5

1
フレミング以外の007ものを初めて読んだが結構楽しめた。フレミングの作品もそうだが、EONの007シリーズの映画のテンポを求めてはだめ…映画ありきで原作を読むとギャップを感じるだろうが、その点フレミングの作品を踏まえて本作を読むとあまり違和感はない。翻訳もフレミングの井上一夫と比しても個人的に違和感は感じなかった。しかし、やっぱり007は現代ではなく、1960年代が映える…2014/10/13

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