内容説明
ユリウス・ゴルナー―権力にとりつかれた自らのエゴ以外には何者にもしたがわず、どこまでも強欲で、そして英国の心臓を破壊しつくすためには、手段を選ばない男。パリのわびしい郊外でおきた残酷な処刑に続いて次々と起こる事件は、地球的規模の惨事に一直線につながっていく。60年代の英国に大量に流れこむ麻薬。旅客機がイラク上空で消息を絶ち、近づく戦争の雷鳴が、中東にこだまする。一方、007ことジェームズ・ボンドは、上層部から“引退か、続行か”の結論を出すようにとの勧告を受け、長期休暇を取っていた。しかし、事態の急変によって再び一線へと戻ることとなる。そして、協力者としてあらわれた美貌のパリジェンヌ、スカーレット・パパヴァと共に、これまでで最も危険な敵―悪魔本人と踊ることさえいとわない男―と生死をかけた闘いに挑む…。
著者等紹介
フォークス,セバスチャン[フォークス,セバスチャン][Faulks,Sebastian]
1953年、英国ニューベリー生まれ。ジャーナリストとして、1978年から1991年までロンドンで全国紙に勤務。その後執筆活動に専念し、高い評価を得ている作家のひとりである
フレミング,イアン[フレミング,イアン][Fleming,Ian]
1908年5月28日、ロンドン生まれ。1952年の処女作『カジノ・ロワイヤル』で、ジェームズ・ボンドを世に送りだした。その後十二年間にわたり一年に一冊のペースで、最も有名なスパイ、007の小説を発表し続ける
佐々木紀子[ササキノリコ]
翻訳家、東京外語大学卒。技術大手メーカー勤務を経て、翻訳者となる。ノンフィクション、フィクションを問わず、幅広い分野の翻訳を手がける。イギリス在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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