内容説明
愛のある結婚を夢見る侯爵令嬢ペネロペは２８歳になったが、相手は見つからなかった。かつては公爵と婚約していたのだが、結婚式直前に破棄されたのだ。だが醜聞に襲われても、心の中にはずっと幼なじみで、１０年前に姿を消したボーン侯爵マイケルがいた。ふたりは隣り合った領地で過ごし、離れた時にも文通で友情をはぐくんでいたのだ。そんなある日、ペネロペは父からファルコンウェルの領地を結婚持参金に加えたことを知らされる。そこはマイケルが罠にかけられて失った思い出の土地だった。その夜、家を忍び出た彼女は誰もいないはずのファルコンウェルの湖で動く明かりを見るが、その正体はなんとマイケルだった。ペネロペは再会を喜ぶが、彼は領地のために結婚すると告げ、彼女をむりやり屋敷の寝室へ連れ込んでしまう―。マイケルの意図は？そしてペネロペの長い初恋の行方は…。
著者等紹介
辻早苗［ツジサナエ］
大阪外国語大学英語科卒（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ＫＡＺＵ@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》
23
堕ちた天使シリーズ1 ヒロインは、前シリーズ最後の作品のヒーローの元婚約者。前シリーズから続けて読んでるので、背景がわかりすんなり入り込めた。あのあと、こんな事があったんだ・・・ 彼女が幸せをつかんで、ホント良かった。最後のラングストンとの賭けは、いかさま無し？2019/07/09
びわ
9
分厚さにビビったけど、飽きずに読めた♪どんどん強くなっていくヒロインが魅力的だった。ヒーローも心のなかでは、メッロメロだしｗ次も気になりすぎる！前シリーズは読んでないけど、ヒロインと婚約破棄した公爵は、イメージ悪すぎ…2013/04/14
じょう
8
「堕ちた天使」1作目。「堕ちた天使」シリーズ最終作を読む前に２年ぶりに再読。やっぱり面白かった！前シリーズと後２作の中で一番好きだな。ペネロペがマイケルの振舞いに何度も傷つくのが可哀想なんだけど、マイケルの心も分かる読者には 絶妙のすれ違い加減が良い～。もうちょっと薄かったら 何回も読み返せるのに。後２作もさらっと読み直して、チェイスのお話しに進みます。2015/08/18
oneoeight
6
婚約破棄されるという醜聞の憂き目にあった事あるヒロインと冷酷無比な堕天使ヒーローとのお話。復讐を糧に生き延びたダークヒーローキター！(ﾉ*´▽)ﾉﾜｰｲ 復讐の為には、冷酷でなければならないのに段々熱くメロメロさを隠せなくなってきた日にゃぁ期待にワクワクが止まりません☆ ヒロインが頑ななヒーローの心の壁を壊せるか？ 待ってるだけじゃないヒロインの強い想いがよかったです。もー最後のヒーローの手紙泣けたじゃん度☆５、また読みたい度８０％2012/11/15
キッチンタイマー
5
章の冒頭に出てくる少年時代からの文通が追いつめられているペネロペの正直な心情を語ってて切ない。読者を甘やかさない文章。正直マイケルのどん底の方がひどいとは思ったけれども、作者はいつも通り当時の弱い立場の女性の憂鬱をテーマにしてる（フェミ発言は控えめ）。思われなくても思っている切ない展開はツボ。幼なじみへの憧れがとても分かる描写に○。常に理性的なペネロペの行動は好感。ペニーと６ペンス、ギニーとシリングとペニーの通貨の関係を調べた。2013/06/30
