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竹書房文庫
小林玄の感染(パンデミック)怪談

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  • サイズ 文庫判/ページ数 221p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784812491874
  • NDC分類 147
  • Cコード C0176

内容説明

「怪談蒐集を続けていると、パターンができてくるのだが、一番タチが悪いのが『この話を聞いたら、本当に来るよ―』というパターンだ」と語る著者が何年もかけて集めた実話怪談集。衝撃のデビュー作だ。『聞いたら来る』というのが本当に起こってしまった「廃病院の鍵」や芸人Y氏が体験した実話「毟るマネキン」や心霊写真に纏わる「亡者の化身」、住宅に憑いた怪異譚「操られる」など33編を収録。パフォーマーとしてTVや舞台などで活躍する小林玄が明かす心霊スポット体験や芸人の実話怪談がじわじわと感染して、あなたを覚めない悪夢のように恐怖で蝕んでいく…。

目次

落石注意
看板
ヒロイモノ
エンドレスナイト
深夜の訪問者
格安物件
二番館の老人
毟るマネキン
欠けた写真
白い車〔ほか〕

著者等紹介

小林玄[コバヤシゲン]
1980年千葉県生まれ。栃木県出身。株式会社コミカルコーポレーション代表取締役兼パフォーマー。高校生の頃から芸人として活動しており、現在はパフォーマーとして、ピエロ、マジック、パントマイムを通じ、数多くのテレビ番組や、ボランティア公演「ハートウォーマー」単独公演「COMICALPANTOMIME」など、道化師として幅広いパフォーマンスを展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

154
読んだ後に我が身に感染するかどうかはともかくとして、どの話も文句なく最高に魅力的な話ばかりで素晴らしい才能を感じる方ですね。『看板』M県にあるK大橋は飛び降り自殺の名所で有名な心霊スポットだが怪談好きな芸人のY氏が友達数人と車で旅行がてら出掛ける。橋のたもとには「絶対にこの橋の上で車のエンジンを切らないでください」と書かれた看板があり、橋の大きさに対して大げさなほど高い自殺防止のフェンスが異様なバランスで迫って来る。早速橋の上で車を停めた一行の元へ地元の高校生らしい女の子がやって来て兄の体験談を話し出す。2020/09/27

☆kubo

15
感染怪談がやっぱりコワいかなあ。今の所玄関にピンポンもこないけど?TVは何も考えずに消したから大丈夫、もう今日はつけません(笑)2013/02/26

ラルル

9
芸人さんの怪談デビュー1作目ということで全く期待せずに読み始めました。ありがちな話が多いですが悪くは無かったです。文章が未熟な部分は多く(一行に同じ接続詞を多様する等)その辺は気になりましたが、書き続けることで上達してきてくれることに期待します。「聞くと来る」という感染タイプの怪談がいくつか載っていましたが、私は何とか無事でした(笑) 次回作にも期待したいと思います。2012/12/26

dotkawahagi_bk@だいたいホラー小説しか読まない

6
パフォーマーとして活動する傍ら、お化け好きが高じて集めるようになった数々の怖い話。そんな著者が一番質が悪いと苦言するのは、聞いたらやってくる怪異達。まるで病のように伝播する怪談話とその他の怪異達を集めた本書である。 *** お気に入りの話は「深夜の訪問者」、「格安物件」、「操られる」。 「深夜の訪問者」はこちらは読んだら話中に出てくる幽霊がやってくるとのことなので、自己責任系怪談となる。新婚のHさんは夫の帰りを待ちながらうとうととしていた。そして時計が夜中の12時に差し掛かったあたりで、2023/02/14

王天上

6
初歩的というか怪談あるあるみたいな話が多かった印象。しかし「廃病院の鍵」は好きだなあ。絵が浮かんでくる。2013/11/18

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