内容説明
「政局」とは政党内・政党間のまさしく権力闘争。闘争を制した側は最高権力者の地位を得て、負けた側は時にその政治生命すら断たれる。マスコミの選挙報道、総裁選報道の影には仕掛け人たちによる熾烈な工作活動が存在する。「民主党政権誕生」の裏側で小沢一郎はどのように動いたのか?大逆転の「菅総理誕生」と「その延命」に果たした仙谷由人の工作は?あの「郵政選挙」を作り上げた飯島勲の綿密なイメージ戦略とは?などマスコミ報道されない「政局」の生々しい舞台裏を著者の綿密な取材により描く。
目次
輿石東―民主党政権最後の幹事長となるか
小沢一郎―民主党が政権を獲得するまで
仙谷由人―菅政権を裏で支えた男
後藤田正晴―総理の座にたどりつかなかった切れ者
金丸信―田中派崩壊から竹下総理誕生へ
武村正義―非自民連立から自社さ政権への転身
梶山静六―小渕と争った信念の男
青木幹雄―森総理誕生の舞台裏
野中広務―加藤の乱鎮圧の指揮官
飯島勲―郵政選挙の仕掛け人
三木武吉―五十五年保守大合同の立役者
大野伴睦―池田総理に葬られた男
著者等紹介
大下英治[オオシタエイジ]
1944年、広島県に生まれる。広島大学文学部卒業。1970年、「週刊文春」の記者となる。記者時代「小説電通」(徳間文庫)を発表し、作家としてデビュー。さらに「月刊文藝春秋」に発表した「三越の女帝・竹下みちの野望と金脈」が反響を呼び、岡田社長退陣のきっかけとなった。1983年「週刊文春」を離れ、作家として政財官界から経済、芸能、犯罪まで幅広いジャンルで創作活動を続けている。著書は360冊以上にのぼる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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